2007年08月29日(水)
タイ会社法の対訳 [出版本の紹介]
2007年8月新刊の「パートナーシップと会社法」タイ語日本語対訳は、左ページにタイ語の条文が、右ページに日本語訳が並んでいる。
日本人駐在員の方が、タイ人スタッフと打ち合わせをするとき、条文をタイ語と日本語で同時に確認できるようになっている。
この本の編集作業をワードファイルでやろうとすると、ページ割その他大変な労力になる。でも、専門のソフトウェアで作業すれば、最初に左ページをタイ語、右ページを日本語と設定するだけで、あとは自動でページが作成される。もちろん、目次だって自動生成。ソフトウェアは賢いのだ。
ところが、面白いことにタイ語は使用ソフトウェアのバージョンによっては、レイアウト作業中に特定の文字が消えてしまうことがある。
ITの世界には「相性が悪い」という言葉があるけれど、実質上タイ語を扱うことができない組み合わせがあるのだ。
考えてみれば、ワードやエクセルで日本語とタイ語を同時に使用することができるようになったのはつい最近のことだ。レイアウト用のソフトには、多言語化という観点からはまだまだ改善の余地が残されているのだろう。
ところで会社法対訳は、販売ページも作成完了。法律は知っていれば武器になるし、利用することもできる。この本はタイビジネスに関係する人達を援護する力強い味方になってくれると思う。
Posted by てんも at 21時29分