2007年11月13日(火)
我が社の働きマン [タイで生活]
頼りになるスタッフがいる。
勤続3年を超え、会社のほとんどの業務を把握している。彼女のおかげで、私は最近本業の翻訳に専念できている。
働きマンというドラマがある。日本で1級建築士として大活躍しながら、そろそろ1児の母になるがまだまだギリギリまで仕事をしている、自らも「働きマン」のような友人に勧められて見てみた。
20台後半の主人公が寝食を忘れて仕事に没頭し、新人の教育に頭を悩ませる。
新人はつぶやく。「オレは『仕事しかない人生だった』 そんなふうに思って死ぬのはごめんですね」
主人公は言う。「あたしは 仕事したなーーって思って 死にたい」
ところで最近、我がオフィスに新人の男の子が仲間入りした。会社勤めの経験はなく、電話の受け答えも流暢にできない。
前出の、頼りになるスタッフを教育係りに任命した。
新人は、悪気なく仕事が遅い。普段通りのペースで業務できなかったり、
出した指示を理解せずに別のことをしてしまったりする。
その度にスタッフは、机につっぷしたり、頭をクシャクシャにしたり、新人教育に悩んでいる。
「私の指示が悪かった。もう一度やり直して」
そう新人に伝える彼女の横顔は、まぎれもなく働きマンだった。
Posted by てんも at 07時03分