2009年06月17日(水)
シリワット・サンドイッチ [タイで生活]
チョンブリにめでたく完成したロビンソンデパート。
そこで海苔巻きを売っているおじさんを発見。
バンコクのビジネス街でも見かけたことがある、海苔巻きとサンドイッチの歩き売りのシリワット・サンドイッチが、チョンブリに支店を出したらしい。
首からサンドイッチボックスをぶら下げたおじさんの等身大写真の隣で、その写真と同じ顔のおじさんが試食用の海苔巻きを配っていた。本人だ。
おじさんは、運営していた不動産会社がバーツ危機で壊滅的な打撃を受けた際、会社をつぶしてなるものか、と不屈の精神で事業内容をコンドミニアムの販売からサンドイッチの販売へと方向転換、「困難に立ち向かう男」として自らが広告塔となり、積極的にマスコミの取材を受けながら、玄米巻き寿司など新製品を開発して会社を大きくしてきたのだ。
おじさんが配ってくれたしおりには、過去にシリワット・サンドイッチを取材した新聞・雑誌やテレビが紹介されていた。その中には、CNN,BBCに混じって、NHKも。
おじさんは、試食用海苔巻きを配る合間にもお店のテーブルや椅子の位置を直したりと静かにテキパキと働いていた。
自分の顔が表紙になった雑誌のしおりを配布している姿には、「有名人なのだ」という気負いは見られず、かといってそれと気づいた通行人に指を指されても照れている様にも見えず、お店のマスコットとしての役割と海苔巻きの配布という実務をただ静かにこなしていた。
Posted by てんも at 00時28分