2009年06月09日(火)
個人情報の取り扱い [タイで生活]
「おばあちゃん先生」と呼んでも多分失礼にはあたらない、そんなベテラン先生とお話をする機会があった。担当クラスは小学1年生。
そのベテラン先生が、教員経験何十年の中で「今年初めて」という経験をしたという。
タイの学校では、学校入学時に、生徒の住民票、親のIDカード等、個人情報が詰まった資料を大量に提出させる。
「そういう決まり」なので保護者側もそれに従っているのだが、今年、ある保護者は住民票に「個人情報保護に関する法律の条文」を添付して提出したそうだ。
ご丁寧に、個人情報の取扱注意に関する文に下線が引かれていたそうで、つまりは「個人情報を気軽に扱ってくれるな」という主張だ。
個人情報の扱いに敏感なところが、「海外帰り」的な香りが漂う。
「学校がおかしな目的に生徒の情報を利用するとでも思っているのかしら。まったく訳がわからない。こんなことは初めてよ」とおばあちゃん先生は憤慨していたけれど、日頃から個人情報の取り扱いに疑問を持っていた私は、こっそり心の中でその海外帰りらしき保護者に拍手を送った。
Posted by てんも at 00時23分 パーマリンク
2009年06月08日(月)
差し入れの分量 [タイで生活]
住宅ローンの仮審査にパスしたことがよほど嬉しかったのか、おつかいに行った帰りにスタッフが揚げバナナを買ってきてくれた。
それはそれで嬉しいんだけど、お皿に入れてくれた一人前の分量としては多すぎやしないか。
虫歯対策で間食を止めようとしていたり、コレステロール対策で揚げ物はあまり食べないようにしていたり、持参したおにぎりとお漬け物のお弁当を食べるのを楽しみにしていたり、
もらうとしたら、この量の半分ぐらいがちょうどいいのだけれど、ニコニコとお皿を差し出してくれたスタッフの善意100%の顔を見ると断るのも申し訳なく、結局ほとんどを食べてしまったのだった。
Posted by てんも at 00時26分 パーマリンク
2009年06月07日(日)
彼女がマイホーム購入を急ぐ理由 [タイで生活]
マイホーム購入のために日々奮闘中のスタッフ。
彼女が住宅の購入とローン契約を急ぐには訳がある。
住宅の購入が決定したら、「住宅購入」と「彼との結婚」を家族に報告するつもりなのだ。
彼女は彼を家族に紹介する前に彼と連名のローンを組んでしまった。
一方、彼の家族も、「婚約者」として彼女のことを認識してはいるものの、連名ローンのことはやはり知らないという。
順番が逆では?と思うのだけれど、彼女は住宅購入を先に決めてしまいたいらしいのだ。
そして一気に家族に説明するつもりらしいのだ。
住宅の購入という既成事実を作られてしまった後に結婚の報告、これは親としてはなかなか受け入れづらいことだと思う。
「お母さんは多分大丈夫だけど、お父さんはすぐには認めてくれないかもしれません」
彼女はケロッとそんなことを言う。どこの国のお父さんもせつないものだなぁと思った。
Posted by てんも at 00時21分 パーマリンク
2009年06月06日(土)
買い物袋 [タイで生活]
最近野菜は週に2回まとめ買いをしている。
ぬか漬けを始めるようになったおかげで、さらに野菜の消費料が増えた。
それで、袋一杯に野菜を買い込むことになるのだけれど、その袋を、野菜売りのお姉さんは私に渡してくれない。
重いから、と気遣ってくれて、一緒に買い出しに行くだんなさんに渡すのだ。
だんなさんが別の場所で買い物をしている時など、
「あれ、今日はご主人まだ来ないのね、じゃここに置いておいてあげる」
と、奥の棚に置いてしまう。
袋の中には、大根とカボチャと人参、それに葉物野菜がたっぷり。たしかに軽くはないけれど、それでも片手で持てる重さだ。日本の主婦ならばこれにプラスして牛乳パックも買うだろう。皆さん、普通に持って歩いたり、自転車に乗ったりしている量だ。
タイの上流階級の奥様であれば、誰かに持ってもらってもいいかもしれないけれど、地方の市場で野菜を買っている私がこのまま「マダム」扱いされていてはいけない。
自分で食べる野菜ぐらい自分で持てなくてどうする。
次回からは「私が持てるよ〜!!」と言って、野菜の袋を受け取ってこよう。
Posted by てんも at 00時25分 パーマリンク
2009年06月05日(金)
ローンの限度額 [タイで生活]
なんとか家の建築が完了し、マイホームの夢へと一歩近づいたスタッフ。
銀行のローン審査も基本的には承認の方向という連絡が入った。
残るは物件の査定。ところがここでちょっとした問題が発生。
ローンの金額が、最初に銀行のセールスと話していた金額から10万バーツ低くなりそうだ、という。
彼女は必死で希望金額を融資してもらう方法を探した。
セールスが提示してくれた条件が一つ。
「クレジットカードを2枚お持ちですね。もし使っていないのであれば、利用をストップしてください。そうすれば、あと10万バーツの融資が可能です」
銀行は、クレジット情報会社を通じて彼女のクレジットカード情報を調査したらしい。
「たまたま持っていただけ」だったという彼女は、さっそくクレジットカードの利用停止手続きを開始するそうだ。
「利用停止の手続きにまた10日程度かかってしまいます・・・」
うんざりした表情の彼女を見て、家を買うにはいろいろと労力が必要なのだということがよく分かった。
Posted by てんも at 00時09分 パーマリンク
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