2009年02月13日(金)
マカーム(タマリンド) [タイの野菜・地産地消]
「同窓会」に出席するために北部に出かけていたモーリさん夫妻が帰って来た。お土産はもちろん大量の「北部料理」。そしてなぜかタマリンド。同じ北部出身のご近所さんにお土産を届けたら、庭で収穫したタマリンドをいただいたらしい。
タマリンドは面白いフルーツだ。外はカラカラに乾いた茶色。
殻は薄くて、簡単に手で割ることができる。
殻の割り方を間違えると、殻の破片が果実にくっついてしまい、苦労する。
中にはねっとり練り飴のような果実が入っている。
生の状態で、すでにドライフルーツの様な雰囲気を醸し出している。甘酸っぱくて私の好物だが、だんなさんに「食べ過ぎるとお腹を壊す」と注意されたので、1度にそれほど大量には食べない。
2月に入って、みかんは最盛期のおいしさではなくなった今、ついついフルーツの摂取量が少なくなっているので、しばらくは意識的にモーリさんお土産のタマリンドを食べようと思う。
Posted by てんも at 00時04分 パーマリンク
2009年01月30日(金)
もち米トウモロコシ(2色) [タイの野菜・地産地消]
もち米トウモロコシは、スイートコーンとは全くの別物である。甘くない。味自体があまりない。
カオポート・カオニアオ(もち米とうもろこし)の名の通り、もっちり、むちむちしている。「こってり感」が強いのだ。
おばちゃんは、スイカに塩を塗るように、茹であがったとうもろこしを塩水につけてくれる。食べるときにはほんのり塩味が効いていて、スイートコーンが「甘口とうもろこし」ならば、こちらは「辛口とうもろこし」だ。
そのもち米とうもろこしに、2色バージョンが登場した。
おばちゃんは「紫色」と言っていた。たしかに、茹でたては紫色に見えたような気もする。
でも、食べるときに改めて見つめると、紫というより黒に近い気がする。
普通のもち米とうもろこしは小ぶりだが、これはスイートコーンと同じサイズ。たっぷり食べられてお腹いっぱいになるのだが、食べ終えた後ず〜っと喉が渇いた。塩水の塩分がきつかったのかもしれない。
Posted by てんも at 00時09分 パーマリンク
2009年01月23日(金)
種なしちびみかん [タイの野菜・地産地消]
ちびみかんがブームである。どこの八百屋さんでも置いてある。しかも、今年の主流は種なしチビみかん。
新種のフルーツは、流通が始まった最初の年は値段が高い。
人気に火が付かず、そのまま消えてしまうフルーツも中にはあるけれど、人気が出るフルーツの場合、翌年からは生産量が一気に増えるようだ。取り扱う店が増えるのだ。
そして、3年目以降は値段もガクンと下がる。ドラゴンフルーツも、今から10年前は希少価値が高かったが、今ではモーリ庭園でも普通に栽培されている。
甘味が強いとして人気を集めたチビみかんは、種なしが登場してさらに人気商品となっているようだ。
Posted by てんも at 00時22分 パーマリンク
2009年01月05日(月)
センダン科のサダオ [タイの野菜・地産地消]
最近市場でよく見かけるのが、木の枝の先に葉とつぼみがついている山菜のような不思議な物体。名前をサダオというらしい。
どこの八百屋さんにも一番手前に山積みにされていることからも、今が旬のようだということがわかる。
友達に聞いてみたところ、「食べ始めたら止まらない」という、カッパえびせんの様な葉っぱらしい。それは不思議な物体だ。よほど食感が良いのだろうか。
ナムプリックというタレの専門店で、茹で野菜と一緒に並んでいるのを見かけた。すでに茹でてあり、タレにつけて食べるだけの状態で売られている。これは試してみるしかない。
1セット購入してウキウキ車を走らせていると、次第に嫌な予感。なんだかおかしな香りが車内に漂い始めたのだ。
ビニル袋に顔を突っ込んでみると、「う・・・」昔懐かしい龍角散の匂いじゃないか。
調べてみると、サダオはセンダンという種類の樹木らしく、匂いがきついことから防虫材として用いられることがあるそうだ。その匂いがきつい植物を「食べ始めたら止まらない」と食べちゃうのって、一体どういうことなんだ。
葉っぱのかけらを口に入れてみて悟った。この食材は、私には100年早い。そしてこのサダオはモーリ邸で引き取ってもらうことになった。
Posted by てんも at 00時12分 パーマリンク
2008年12月27日(土)
大根の葉 [タイの野菜・地産地消]
なじみの店先で野菜を選んでいたら、大根を買っているおばちゃんが「葉っぱは落としてね」と言っていた。
量り売りなので、葉っぱを落としてから大根の重さを量るように、ということだ。
なんてもったいない。
小学生の頃、八百屋のおじちゃんに
「大根の葉にはカルシウムがたっぷりで、白い部分よりも栄養がある」と聞いてから、大根の葉は私にとって「栄養満点野菜」なのだ。
おばちゃんが立ち去ってからさっそく店のお姉さんに交渉。
「今のおばちゃんがいらないって言った大根の葉っぱ、量って売って」
するとお姉さんは笑いながら「マイペンライ」と言い、量らずに袋に入れてくれた。
お姉さんによると、大根の葉をいらないと言う人はかなり多いということだった。
お姉さんに「どうやって食べるの?」と聞かれたので、炒めて食べる、と答えたところ、来週からお客さんが置いていった大根の葉を取っておいてくれることになった。
砂糖、醤油、胡麻と一緒に炒めたり、砂糖を七味に変えてみたりして、作り置きのお総菜にぴったりの大根の葉。これからもむしゃむしゃ食べよう。
Posted by てんも at 00時52分 パーマリンク
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