2008年12月06日(土)
父の日 [タイで生活]
父の日の前日の12月4日は、国王様のお誕生日をお祝いして集まった人々の前で国王様がお言葉を述べられる。その様子はテレビの全チャンネルで中継され、国民はテレビの前で国王様のお言葉を拝聴するのだ。
特に今年は直前までデモの混乱があり、決して平穏無事とは言えない状況だっただけに、国王様がどのようなお言葉を述べられるか、人々の関心は高かった。
ところが、国王様はお祝いに訪れた人々、そしてテレビの前の国民に姿を見せなかった。シリントン王女によると、心配する様な状態ではないが、体調を崩されているということだった。
ワチラロンコン王子が簡単に、国王陛下のお誕生日をお祝いする国民に対する感謝の言葉を述べられて、特別放送自体が30分で終了してしまった。
「タイ国民の父」として慕われている国王様のお言葉のない父の日のタイは、国中に寂しさが漂っているような気がした。
Posted by てんも at 00時00分