2006年09月03日(日)
目玉焼きの定義 [タイ料理]
タイの目玉焼きは日本の目玉焼きの概念から大きく外れる。
使う油の量が桁違いで、目玉焼きというよりも「目玉揚げ」の域に達している。
大量の油を熱してそこに卵を割り入れ、熱するのだ。
だから写真のような「生卵の素揚げ」のようなフワフワの不思議な一品が出来上がったりする。
最初にこの卵料理を見たときの衝撃は大きかった。
「な、なんだこの物体は」
驚いている私にタイ日辞書を見ながら親戚のおじさんが教えてくれた。
「ディス イズ メダマヤキ」
・・・絶対に違う。
と思ったけれど、それ以外に呼び様がないのも事実だった。
なんだかとても、もどかしい気持ちになったことを覚えている。
卵焼きも日本のしっとり感を大切にする厚焼き玉子とは対照的に、大量の油をガンガン熱してそこに一気に卵を流し入れる。するとふっくらフワフワの玉子焼きが出来上がる。
タイと日本だけでもこれだけ違うのだから、世界にはもっともっと面白い卵料理があるのだろうな。
Posted by てんも at 15時40分