2006年09月20日(水)
クーデター発生 [タイで生活]
そろそろ寝ようかと歯を磨いていたらクーデターのニュースが飛び込んできた。今のところ無血革命で大きな衝突は起こっていない模様。
民放テレビは「陸・海・空軍および警察がバンコク都を支配下においた」という宣言を流すのみなので、支配したのが首相派なのか、首相反対派なのかタイ国内では情報が錯綜し、状況の判断が非常に難しかった。
こういう時に頼りになるのは海外メディアである。というわけで、衛星放送でCNNやフォックステレビ等を確認。ところが今朝になると衛星放送(UBC)そのものがストップ。
現在はケーブルテレビだけが唯一制限を受けずに放送されている。
今のところ大きな衝突もなく平穏だが、首相派の行動次第では事態がどう展開するか、まだまだ予断を許さない。
銀行、官庁、学校は臨時休日。
ビザの更新や仕事への影響が気になる。昨日からバンコクに出張に来ているお客さんに状況説明と今日はホテルから出ないように連絡を取る。来週出張予定のお客さんはおそらく出張を延期するだろう。どうしても今週中に仕上げて欲しいと翻訳の依頼をされたクライアントは予定通り無事にプレゼンを実施できるのだろうか?明日の工業団地のお客様との打ち合わせは中止になるだろうか?
こんなことが起こるとしみじみ実感する。国際結婚もビジネスも両国の平和と友好関係の上に成り立っているのだな。
Posted by てんも at 07時38分 パーマリンク
2006年09月19日(火)
空飛ぶインターおばあちゃん [アメージングタイランド]
タイではインターナショナルを縮めて「インター」ということが多い。「国際的」とか「国際派」という意味。褒め言葉である。
時間がない時に利用するカオ・マン・ガイ屋さんのおばあちゃんが「インターおばあちゃん」だという衝撃の事実を知ったのはつい最近のこと。
いつも店を手伝ってにこやかな笑顔を見せてくれるおばあちゃんの姿が見えないので不思議に思ってご主人に聞いてみた。
「おばあちゃんは?」
「あー、オーストラリアに行った」
へ?オーストラリア??観光旅行かな、おばあちゃん、なかなかやるな。70歳は余裕で超えているだろうに、元気だなー。
「パスポートの用意とかビザの用意とか、大変だったでしょ」
ご主人は「なんのなんの」と顔を振って教えてくれた。
「あのおばあさんはパスポートはもちろん、オーストラリアの滞在ビザも持っているんだよ。若いころはずっと向こうにいたんだから」
「ええー!!」
「今回もさっさと荷造りをして空港まで行っちゃったよ。僕の妹が向こうの人と結婚して出産したから手伝いに行ったんだ」
「オーストラリアまで一人で行っちゃったの?」
「もちろん」
「おばあちゃん、英語は?」
「もちろん。ペラペラだよ。何しろ向こうに住んでいたからね」
「す、すごい・・・」
タイの海辺の田舎町のカオ・マン・ガイ屋さんのおばあちゃんが英語ペラペラで一人で飛行機に乗ってオーストラリアに行ってしまうインターなおばあちゃんだったなんて、誰が想像できただろう。
だいたい、いつも典型的なタイスタイルのおばあちゃんルックで、体の大きさよりもさらに大きいゆったりめの服を着ているあのおばあちゃんが、飛行機に乗る姿が想像できない。まさかサンダル履きで飛行機に乗ってはいないと思うけれど。
おばあちゃんが帰って来たら、オーストラリアの話を聞かせてもらおう。今からおばあちゃんの帰りが楽しみで仕方ない。
Posted by てんも at 10時26分 パーマリンク
2006年09月18日(月)
褒められることの効用 [タイで生活]
日本から来たお客さんが任天堂DSを持ってきてくれた。
「探しているけれどなかなか買えない」と言ったら、わざわざ買ってきてくれたのだ。
それでようやく脳を鍛えるゲームができるようになった。
このゲームをやってみて感じたのが、褒められることの効用。ゲームの進行役で出てくる先生のアニメーションが、いちいち大げさな表情で褒めてくれるのだ。
「毎日がんばっていますね!」
「すばらしい向上です!感激しました!!」
些細なことだけれど、それがすごく嬉しいのだ。
褒められると、よーし、またがんばろう!という気持ちになる。自分や他人を上手に褒めることでその気にさせるという技は対象が何歳になっても有効だと実感した。
Posted by てんも at 11時59分 パーマリンク
2006年09月17日(日)
額縁屋 [タイで生活]
タイのちょっとした商店街に必ずあるのが、額縁屋。
写真を入れる額縁をオーダーメードで作ってくれるお店。
こんなにたくさんのお店があるということは、それなりの需要があるということ??
オーダーメードで作るといっても、写真のサイズは限られているから小売店で既製の写真立てを買っても良いと思うのだけれど、素材や色を自分で指定できるのが魅力的なんだろうか。
似顔絵や風景画などの絵も販売しているところもあるけれど純粋に額縁だけを作っている店も多くある。
裏側にガムテープをべったり貼って固定してあるから使いまわしできない。だから一人のお客が何度も買いに来るということなのだろうか??私にとって謎の多い業界なんである。
Posted by てんも at 08時22分 パーマリンク
2006年09月16日(土)
タイの犬と鶏の骨 [アメージングタイランド]
昼食にチキンを食べたら骨付きだったので骨が残った。
迷いもなく骨を集めてオフィスの番犬代わりの犬にご提供。
すごい勢いでバリバリを骨を砕いていく姿を見ながら思った。
子供の頃から両親に何度も「犬に鶏の骨をあげてはだめ」と言われてきたのに、あれは一体なんだったのか。
鶏の骨は、割れるときに縦に割れるから、犬の喉に突き刺さる。だから、ケンタッキーフライドチキンの骨も犬にはあげてはいけない。
この言葉を信じて大人になったのに、タイに来てみたら夕食の残り物の骨を犬が食べている。
慌ててププー(義父)に言った。
「犬に鶏の骨を食べさせてはいけません。骨が喉にささって危険です」
ププーは微笑みながら言った。
「大丈夫。タイの犬は丈夫だから」
・・・そんな問題か?
ハラハラしながら犬を見守ってみたけれど、チキンの骨をバリバリ噛み砕いてペロリと平らげると、満足気に寝てしまった。
あれ以来、恐る恐る骨を食べさせてきたが、犬はなんともない。最近では犬用の残飯に骨を混ぜることは私にとって普通のことになってしまった。
タイの犬は本当に丈夫だなぁ。
Posted by てんも at 14時59分 パーマリンク
【 過去の記事へ 】