タイ語翻訳者がのぞいたタイランド

タイ在住のタイ語翻訳者がのぞいたアメージングタイランド、タイの楽しいニュースをお届け

2006年09月16日(土)

タイの犬と鶏の骨 [アメージングタイランド]

昼食にチキンを食べたら骨付きだったので骨が残った。
迷いもなく骨を集めてオフィスの番犬代わりの犬にご提供。

すごい勢いでバリバリを骨を砕いていく姿を見ながら思った。
子供の頃から両親に何度も「犬に鶏の骨をあげてはだめ」と言われてきたのに、あれは一体なんだったのか。

鶏の骨は、割れるときに縦に割れるから、犬の喉に突き刺さる。だから、ケンタッキーフライドチキンの骨も犬にはあげてはいけない。

この言葉を信じて大人になったのに、タイに来てみたら夕食の残り物の骨を犬が食べている。
慌ててププー(義父)に言った。
「犬に鶏の骨を食べさせてはいけません。骨が喉にささって危険です」
ププーは微笑みながら言った。
「大丈夫。タイの犬は丈夫だから」

・・・そんな問題か?
ハラハラしながら犬を見守ってみたけれど、チキンの骨をバリバリ噛み砕いてペロリと平らげると、満足気に寝てしまった。
あれ以来、恐る恐る骨を食べさせてきたが、犬はなんともない。最近では犬用の残飯に骨を混ぜることは私にとって普通のことになってしまった。

タイの犬は本当に丈夫だなぁ。

Posted by てんも at 14時59分   パーマリンク   コメント ( 7 )

2006年09月15日(金)

配達を忘れられた店 [タイで生活]

近所のカオマンガイ屋さんは、丁寧な仕事をする。
別の言い方をすれば作業が遅い。
近くにあるので昼食の時間があまり取れないときなどに利用するのだけれど、注文してから10分は待たされる。

一品料理屋のいいところは「早い」「安い」「うまい」だと思う。なのにこの店は重要ポイントである「早い」が抜けているのだ。
開店当初は慣れていないから時間がかかるのだと思っていた。
でもあれからはや8年。相変わらず遅いところを見るとこれがこの店のペースなんだろう。

しかも昼過ぎには売り切れるように仕込んでいるので、1時近くに行くと余った素材を寄せ集めて作ってくれる。ご主人いわく、一人で店をやっているので販売終了後の皿洗いだけでも大変なのだとか。だから小さな店なのに大胆にも販売数を制限しているのだ。
こんな力の抜けた商売の仕方だとつぶれてしまいそうだけれど、なぜか常連さんだけが集まる店として長く続いている。

この店にはもう一つ特徴があって、ジュース類を置いていないのだ。私は水があれば満足だけれど、食事時にはジュースを飲みたいタイ人もかなり多い。
「オレンジジュース」
「ペプシ」
お客さんに注文されるたびにご主人は答える。
「まだ配達に来ないんだよねー」

客は仕方なく水を飲む。
隣は雑貨屋でジュースを置いているのだけれど、ご主人と雑貨屋の仲が悪いらしく、出前を頼むこともできない。

コカコーラやペプシを積んだトラックはよく見かけるのに、なぜこの店には商品を届けないのだろう。そしてなぜご主人は電話で催促するなりして、店に届けさせないのだろう。

それでもちゃんとお客さんが来るこの店には不思議な魅力があるのかもしれない。

Posted by てんも at 10時55分   パーマリンク   コメント ( 5 )

2006年09月14日(木)

もらって嬉しい贈り物 [タイで生活]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

ソフトふりかけ各種

日本から荷物が届いた。
楽しみにしていたふりかけ各種も届いた。これがあるだけで幸せ。
普通のふりかけでも嬉しいけれど「ソフトふりかけ」だともっと嬉しい。あったかご飯にかけるだけでおいしいご馳走の出来上がり。

仕事が遅くなってしまったときでも家にこれがあると思うと元気に帰宅できる。
どっと疲れたときでも、あっさりご飯があればなんとかエネルギー補給ができる。これに暑い緑茶でもあればもう他に何もいらない。

このふりかけご飯をメインディッシュに、冷たく冷やしたきゅうりにゴマを振りかけたり、大根を刻んでマヨネーズと和えたり。そんな簡単なサラダを作って、野菜を刻んでいる間に大根の一部を鍋に移して火にかければお味噌汁だってできてしまう。あっという間においしい食卓の完成。

単身で外国暮らしをしている人に贈ったら、もっと喜ばれると思う。
日本国内ではインスタント食品は「手抜き料理」と白い目で見られがちだけれど、こういうふりかけやお湯をかけるだけで完成するお味噌汁は外国で生活者にとってはすごくありがたい「日本の味」。
こういうので日本の味を思い出すと、自分でそぼろを作ってみたり、浅漬け作ってみたり、何かを「作ろう」という気持ちが沸いてくるから不思議。

Posted by てんも at 11時19分   パーマリンク   コメント ( 8 )

2006年09月13日(水)

もう一人のタイ人留学生 [タイで生活]

外国からタイに戻り、タイに溶け込めないでいる友人の姿は私にとって他人事ではなかった。少なからぬショックを受けながら、あるタイ人女性のことが思い浮かんだ。彼女は8歳からシンガポールで中国語と英語を使いながら生活をし、長期の休みを利用しては日本へ短期語学留学を繰り返し、最終的にはタイの大学を卒業した。完璧なまでの日本語と英語を操り、もちろんタイ語はネイティブ。中国語は私には分からないのだけれどやはりきちんと話せるらしい。

昨日の彼女と似たような経験をしてきているが、こちらの彼女からはタイで生活していることの不満を聞いたことがなかった。だからどうしても彼女の話を聞きたかった。

そこでさっそく電話。気になっていたことを相談させてもらった。ちなみに、彼女との会話は全て日本語である。彼女は私が「こちらの伝えたいことをきちんと理解してくれる」と安心して日本語で話せる数少ないタイ人の一人なのだ。

「タイに溶け込めないのは、多言語を身につけたせいだからなのか、それとも外国に長く暮らしていたからなのかな」
「多分、外国で暮らしていたせいじゃないでしょうか。暮らしていた国も関係すると思いますよ。私はアジア圏から出なかったから、アジア的な考えが理解できているのだと思います。もし欧米に留学していたら、もっと違う感じ方をしていたかもしれないな」
「タイに溶け込めないと感じたことある?」
「私はあまりそういうこと感じないですね。いろいろ深く考えないからな(笑)個人差もあるかもしれないですね」
「4ヶ国語を流暢に話してるでしょ?外国での生活も長いでしょ?それで自分は一体なに人?と悩んだことある?」
「そういうアイデンティティーの悩みもなかったな」
「それは、周囲の環境に対して柔軟に対処できるからかな」
「そうですね。柔軟さはとても大切かも」
「柔軟な方が強いね」
「ええ。やわらかい方がしなやかで折れないですね」

ふーむ・・・。少し考え込んだ私に、彼女はこんな言葉をかけてくれた。
「大丈夫ですよ。てんもさんのお子さんは」
彼女はまだ私が相談する前から私の一番の心配事を分かってくれていたのだ。
「そうかな、大丈夫かな」
「うん。大丈夫。だってお父さんお母さんが優しいじゃないですか。何があっても親が見守ってくれるって信じられる子は柔軟になれるのだと思います。
「○○さんはそうやって育ってきたんだね」
「うん。そうかな。」

彼女の言葉から重要なヒントをもらった。言葉を習得するとき、言葉の習得だけに夢中になる前に、いろいろな地域のいろいろな考え方を容認できるような心構えが必要なんだと思う。そしてそれはきっと、家庭のいろいろな場面で子供に伝えていくことが可能なんだと思う。

「いろいろありがとう。また相談させてね」
「あまりお役に立てないと思いますけれど、私でよければ喜んで」
こんなに優しく綺麗な日本語を使いこなせるタイ人も珍しい。芯の強さをうかがわせる大きな瞳に、体全体から優しそうな雰囲気を発している彼女。彼女がいてくれる限り、希望が持てる気がした。

Posted by てんも at 09時55分   パーマリンク   コメント ( 6 )

2006年09月12日(火)

タイ人留学生たちのその後 [タイで生活]

古い友人と再会した。彼女と初めて出会ったのは日本。彼女は日本の大学に留学していた。
タイのお金持ち華僑は子供に複数言語を身につけさせるべく、小さい頃から英語圏で生活させることがある。彼女もその典型的なパターンで子供の頃はマレーシアで育った。小学校4年生でタイに戻り、そこで初めて本格的にタイ語の勉強をスタートさせた。高校はタイでトップの進学校。そして大学は日本に留学。
私と出会ったときにはネイティブとしてタイ語を操り、英語ももちろんペラペラ。祖父母の影響で中国語も話せれば日本語も勉強中ながらしっかり使いこなしていた。
そしてその後アメリカに渡り、大学院を卒業してタイに戻ったのだという。

4ヶ国語を操るスーパーな彼女だが、久しぶりに再開してみると、意外にもタイで幸せに生活しているとは言えないようだった。
彼女は私に向かって何度も聞いた。
「タイで生活していて、楽しい?」

海外生活の長かった彼女はタイでの生活に溶け込めないでいるようだった。タイ人的な仕事の仕方に我慢できないからタイの会社では働けない、とフリーランスで仕事をしていた。

そして、日本留学時代の友人の一人も同じような問題を抱えていると教えてくれた。何でもズバズバと口に出してしまうので周囲のタイ人とうまくいかないのだとか。
別の友人はスタンフォード大学を卒業後「自分はタイに戻ってもタイでは生活できない」とアメリカで暮らしているという。

もちろん4ヶ国語を操る彼女は語学の才能を活かしてフリーランスで好きな仕事をしているし、スタンフォード大学を卒業した彼女もアメリカで活躍している。それでも彼女達は自分が「一般的なタイ人の枠組」からはみ出してしまったことを意識しているようだった。
あの頃日本で一緒にタイ料理を作って遊んだ友人達が、大人になって誰一人としてタイで普通に生活していないことが気にかかった。

Posted by てんも at 10時39分   パーマリンク   コメント ( 8 )

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プロフィール

タイ語翻訳者

てんも

タイ国在住のタイ語翻訳者。
BOI、契約書、法律文書などの重要文書を中心としたタイ語翻訳を行っています。
連絡先:
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