2006年08月31日(木)
さびしがりやのタイ人 [アメージングタイランド]
ププー(モーリさんご主人&私の義父)は職場では何人もの部下を抱える頼れるエンジニアで家庭でも皆に頼られる大黒柱である。
そんな「大の男」であるププーには弱点がある。お医者さん嫌いなのだ。嫌いだから一人では行けない。だからいつもモーリさんが「パイ・ペン・プアン」なのだ。
プアンというのは「友達」という意味。
「友達として行く」つまり「付き添う」という意味。
早い話、一人でお医者さんに行くのはイヤだから妻に付き添ってもらうということ。
この「パイ・ペン・プアン」という言葉をタイ人は非常によく使う。
何かあると「一緒に行ってあげよっか?」
誰かが入院したら大騒ぎである。とにかく誰か付き添いが必要ということになる。
完全看護の私立病院に入院する時でさえ「付き添いがいなかったら寂しいでしょ」と家族親戚から必ず誰か24時間体制で病室にいる。
私がタイで就職活動をしていた時も、面接から帰ってきた私に向かってププーは言った。
「ププーの仕事が休めたら付き添ってあげたのに。すまないな。」
義父の付き添いつきで就職面接に行くのもどうかと思うので仕事休めないでよかったよ。と内心つぶやきつつも、ププーの優しい気持ちはとても嬉しかったのを覚えている。
Posted by てんも at 07時57分 パーマリンク
2006年08月30日(水)
角が取れて、まーるくなって。 [タイで生活]
最近自分が変化してきた。
怒りのスパイラルから抜け出すのが早くなった気がする。
何かで怒りを感じると、そのことを思い出す度に余計に腹立たしく思ったり怒りを感じたりして、怒りが再燃する。
昔はそういう感情は薄れるのにすごく時間がかかって、おさまった頃にまた思い出しては再び怒りが湧き上がる・・・なんてこともあった。
でも、そういうマイナスのエネルギーは結局はすごく無駄で、何も良い結果を残さない、ということがこの年にしてだんだん理解できるようになった気がする。
これはつまり、丸くなったということなんだろうか?
そしてすなわち、年をとったということなんだろうか?
多分それもあるのだろう。
と同時に、タイで生活していて自然に身に付いた技術でもあると思う。
周囲がどういう状況であれ、自分の心は穏やかな方がいいし、その方が楽しく生活できる。そんな気がするのだ。
Posted by てんも at 11時15分 パーマリンク
2006年08月29日(火)
木に飲み込まれる電線 [タイで生活]
今朝オフィスに続く電線がソイの脇の木々に飲み込まれそうになっているのを発見。
このまま放置したら木の成長とともに電線が引っ張られて切れてしまうのではなかろうか、と心配になった。
ところでモーリさんは相変わらずパパイヤ茶を作ってくれるが、最初の頃は加減して少しだけ入れていたパパイヤの量が最近大胆になってきたようだ。
お茶の香りしかしなかった初期のパパイヤ茶と比べて今のは得体の知れない香りと味がするようになった。
正直まずい。
でも、このまずさが「体にいいものを摂取している」という健康オタク心をいい具合にくすぐってくれる。
Posted by てんも at 10時37分 パーマリンク
2006年08月28日(月)
若さの秘訣 [タイで生活]
海の見える大きな公園に名言集が刻んであった。
何気に眺めていたら、面白いのがあった。
The secret of staying young is
to live honestly,eat slowly and lie about your age.
Lucille Ball 1911-1989
正直に生きろと言いながら、年齢については嘘をつけという、素敵な格言である。
この人のことは知らなかったが、一体どんな人だろうと調べてみたらルシル・ボールまたはルーシー・ボールと呼ばれるアメリカのコメディアン女優なのだそうだ。
ご本人も確かに長生きしている。
私もこれからは自称27歳でいこうかと思う。
・・・さば読みすぎ?
Posted by てんも at 00時06分 パーマリンク
2006年08月27日(日)
スーパーのレジの謎 [タイで生活]
むかーし昔、まだ学生だった頃にアルバイトでコンビ二の店員をしていたことがある。
そこで教えてもらった商品の袋詰めは今でも日本のスーパーで買い物をした時に役に立つ。
基本は牛乳など大きいものを先に入れること。重いもの、大きいものから順にかごから取り出し、バーコードを読み取った後に袋に入れていく。一連の流れがスムーズにできるようになれば一人前なのだ。
タイの地元スーパーでは今でもお客さんに商品をかごから出してレジ台に乗せることを要求するところが多い。レジ台にズラーッと並んだ商品の中から似たような商品を選んで袋詰めしてくれる。袋詰めをしてくれるのはありがたいのだが、どうしてレジ台に商品を全て出さないと袋詰めできないのか謎である。
かごから出してまた袋に詰めるのであれば、かごから直接袋に詰めた方が効率がいい。だから私は商品が少ない時などかごをレジ台ノ乗せてしまうのだけれど、レジ係はやはりかごを傾けて全ての商品をかごから出して、そこから袋詰めをはじめる。先日は
「かごから商品を出してください」
と注意された。
商品をレジ台に並べるのはあくまで客の仕事になっているようだった。
そういえば私がタイに来たばかりの時はかばんの持込禁止のスーパーが多かった。客の万引きを防止するために最初から客にかばんを持たせないのだ。スーパーに入場する前にかばんを預けるコーナーがあって、そこで番号札と交換にかばんを預かってもらうシステムだった。店内に持込を許されるのはお財布と携帯電話だけ。
それが外資系のスーパーの進出とともにかばんも自由に店内に持ち込めるようになった。
あと数年もすれば、レジのシステムも変化して、お客さんはレジ台にかごを乗せるだけで良くなるのかもしれない。
Posted by てんも at 08時50分 パーマリンク
【 過去の記事へ 】