2006年08月26日(土)
あれってもうあれしたっけ [タイで生活]
物の固有名詞が出てこなくて「あれ」で代用してしまうことが多くなった。これって、まずい傾向じゃ・・・。
ひどい時など、「あれってもうあれしたっけ?」と聞いている。これでは聞かれた方も答えようがない。
これってやはり非常にまずいんじゃ・・・。
意識して「あれ」の使用をやめるようにしているけれど、気を抜くとすぐ「あれ」を使ってしまう。「あれ」を使わないで話をすることを苦痛に感じたりする。
ここはやはり、先日うっちさんに見せていただいた「脳が若返る」ゲームを早々に入手すべきかもしれない。
Posted by てんも at 07時46分 パーマリンク
2006年08月25日(金)
子供と親の関係 [タイで生活]
先日モーリさんが1冊の本を薦めてくれた。
「とても良い本だからぜひ読みなさい」
と言う。
いつか読もうと思いつつ
「はーい」
といい加減に返事をしたら、きっと読まないだろうと思ったらしい。(鋭い勘である)その場で本の概要を説明してくれた。
母親は何人もの子供を育て面倒を見ることができるのに、何人もいる子供達は自分達が大きくなってからたった一人の母親の面倒さえ見ることができない。
という内容だった。
たしかにそうだな、と考えさせられる話だった。
モーリさんもおばあちゃんの面倒を見ていた。近所の学校で教員の仕事を続けながら昼休みには家に戻りおばあちゃんにお昼を食べさせるという生活を長年の間続け、最後を看取った。
友人のお母さんの話も私にはとても驚きだった。
友人は5人兄弟の末っ子に生まれた。その友人が小さい頃にお父さんが亡くなった。その後お母さんは一人で子供達を育て、さらに夫の父親、友人にとっては祖父にあたる人を家に呼び、実の親のように面倒を見て最後を看取った。
このお母さんは自分の子供のほかにも親戚の子供やら孫やらも面倒を見る子育てのプロで、優しく包容力のある人。今はもちろん子供や孫に大切にされている。
本当に何で、人は自分の子供ならお風呂も食事も喜んで世話をするのに、年老いた親世代の世話はあまり喜んでできないのだろう。
私も、モーリさんや友人のお母さんのように包容力のある人になりたい。
Posted by てんも at 10時54分 パーマリンク
2006年08月24日(木)
アイロン屋のおばちゃん [タイで生活]
我が家が利用しているのは自宅まで洋服を取りに来てくれて、アイロン後に届けてくれる宅配アイロン屋さん。
もちろんクリーニングもやってくれるので、洗濯・アイロンをセットでお願いすることもできる。
朝7時、私が自宅を出るときに近所でよくおばちゃんと出会う。便利なシステムなので利用している人が多く、おばちゃんは洋服の配達やら回収やらで大忙しなのだ。
サワディーカー
と爽やかな挨拶を交わしてニコニコ顔のおばちゃんに「行ってらしゃい」と見送られながら自宅を後にすることも多い。
このおばちゃんは最近自宅におばあさんを引き取って面倒を見ている。自分の母親ではなく、遠い親戚にあたる人で身寄りがないので引き取ったのだとか。
たまにおばあさん用に、とおかゆを買っている姿を見かける。
仕事をしながらおばあさんの世話もして、本当に働き者なのだ。
そして、うっかり忘れそうになってしまうけれど重要な事実。
実はこのおばさんはアイロン屋さんが本業ではないのだ。
おばさんは早朝と夕方にオートバイで洋服の配達と回収をするだけ。洗濯やアイロンなどの仕事はご主人かまたは従業員がしている。そしておばちゃんは昼間は会社員として働いている。
仕事を二つ掛け持ちしているのだ。
タイは働く人は本当に働く。ガードマンをしながら洗車のアルバイトをしているおじさんも仕事の掛け持ち派。
「こうしないと食べていけないのよ」
と明るく笑いながら働くおばちゃんを、私は本当に尊敬している。
Posted by てんも at 10時40分 パーマリンク
2006年08月23日(水)
チンチョ、この不思議な生き物 [アメージングタイランド]
爽やかな気分で目覚め、気持ちの良い朝を迎えた。朝の自転車こぎを済ませ、汗も流した。今日も元気に一日過ごせそうだ。
さ、朝ごはんの準備に取り掛かろうと冷凍庫を開けると、そこには冷凍され固まったチンチョの姿。
「・・・」
爽やかな気分台無しである。
チンチョはどうしてもこうもドンくさいのか。
同じ家の中にいるといってもゴキブリがうっかり冷凍庫に入り込み冷凍されてしまったというのは聞いたことがない。なのにもう大人であろうサイズのこのチンチョは何を考えて冷凍庫に入ってしまったのか。しかもいつの間に・・・
果物や甘い物についたアリは冷蔵庫に入れると丸まってしまうけれど、常温でしばらくするとまた元通りに動き始めるという脅威の生命力を見せる。
この冷凍チンチョも、常温で解凍されたら息を吹き返すだろうか?興味はあったけれど、それを見届けるのも怖い。だから見えないところに置いた。
誰かチンチョに教えてやって欲しい。冷蔵庫とファックスには入ってはいけないと。
Posted by てんも at 11時35分 パーマリンク
2006年08月22日(火)
僕は卒業したくありません [タイで仕事]
大学の日本語学科の特別授業にお招きいただき、通訳や翻訳の仕事について語る、ということを年に数度している。
本当は一つ授業を受け持たないか、とお誘いいただいているのだが、授業というのは、小学生でも大学生でも同じ。先生は授業に入る前に予習、資料集めなど様々な準備をして、授業後も小テストや宿題の採点などをする。本当に尊い職業だと思う。だからこそ、中途半端にお引き受けできない。今の自分では実り多いコースにすることは難しいと思い、年に数度のコースのみお引き受けしている。
特別授業の場合には「内容はお任せしまーす」と明るく言われる。日本語を勉強中の学生さんにとって生身の日本人と日本語で触れ合う機会そのものが貴重かもしれないな、と思うので、自分が通訳として日系企業に勤務していた4年間の経験の中から楽しかったことや大変だったことを語ったり、ミニゲームをしたりして、あっと言う間に2時間が過ぎた。前回までは2時間は長すぎる・・・と汗をかいていたのに、ようやく少し慣れてきたのだろうか。
一人の男子学生が言った。日本語学科の9割は女の子だが、数名の男の子もいるのだ。
「僕にはなりたい職業がありますが、それには英語も必要です。僕は英語が苦手なので、その職業は無理です。だからやりたくないけれど、通訳にならなければなりません。」
日本語学科で学ぶ学生さんは全員何らかの形で語学の能力を生かす職業を希望していると思っていたので、彼のような学生もいるというのは全く新しい発見だった。
「通訳はやりたくありませんが、給料は高いので、我慢できる・・・かもしれません。」
「就職活動まであと半年以上もあるんだから今から英語の勉強してなりたい職業目指してみたら?」
と言うと、「ああそうですねぇ」とうなずいていた。
続いて質問。
「会社で働く時には外見を見られますか?」
髪はフワフワのパーマで茶色い。おしゃれな学生さんである。
「それはもちろんです。会社で働くのであれば、外見というのもとても大切ですよ」
自分がいじわるばあさんにでもなった気持ちで言うと、男子学生は頭を抱えた。
「あぁ、僕は卒業したくありません・・・」
・・・かわいいなぁ。
通訳、旅行ガイド、フライトアテンダント、彼らの夢は様々。キラキラした目で日本語を勉強している彼らは、社会に出て会社という枠の中で自分の能力を発揮してイキイキと働くことを知るだろうか。それとも、別の方法で自分を表現する方法を見つけるだろうか。どちらにしても磨けば光り輝く原石たちが良い職場、良い先輩と出会って自分なりの道を歩んでいけることを願った。
Posted by てんも at 10時50分 パーマリンク
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