2006年08月24日(木)
アイロン屋のおばちゃん [タイで生活]
我が家が利用しているのは自宅まで洋服を取りに来てくれて、アイロン後に届けてくれる宅配アイロン屋さん。
もちろんクリーニングもやってくれるので、洗濯・アイロンをセットでお願いすることもできる。
朝7時、私が自宅を出るときに近所でよくおばちゃんと出会う。便利なシステムなので利用している人が多く、おばちゃんは洋服の配達やら回収やらで大忙しなのだ。
サワディーカー
と爽やかな挨拶を交わしてニコニコ顔のおばちゃんに「行ってらしゃい」と見送られながら自宅を後にすることも多い。
このおばちゃんは最近自宅におばあさんを引き取って面倒を見ている。自分の母親ではなく、遠い親戚にあたる人で身寄りがないので引き取ったのだとか。
たまにおばあさん用に、とおかゆを買っている姿を見かける。
仕事をしながらおばあさんの世話もして、本当に働き者なのだ。
そして、うっかり忘れそうになってしまうけれど重要な事実。
実はこのおばさんはアイロン屋さんが本業ではないのだ。
おばさんは早朝と夕方にオートバイで洋服の配達と回収をするだけ。洗濯やアイロンなどの仕事はご主人かまたは従業員がしている。そしておばちゃんは昼間は会社員として働いている。
仕事を二つ掛け持ちしているのだ。
タイは働く人は本当に働く。ガードマンをしながら洗車のアルバイトをしているおじさんも仕事の掛け持ち派。
「こうしないと食べていけないのよ」
と明るく笑いながら働くおばちゃんを、私は本当に尊敬している。
Posted by てんも at 10時40分