タイ語翻訳者がのぞいたタイランド

タイ在住のタイ語翻訳者がのぞいたアメージングタイランド、タイの楽しいニュースをお届け

2006年09月04日(月)

山盛りのきゅうり [タイ料理]

商店街の一角では、お昼ご飯を店の前で食べている人が多い。
外で食べる方がピクニック気分で気持ちいいからだろうか。それとも店の中は狭くて食べる場所がないのだろうか。
とにかく、店の前に置いてある石製のテーブル椅子セットでランチを取っている人をよく見かける。

昨日見かけた二人組みはご飯を大きすぎるほどのタッパーに入れてきていた。そしてお皿には山盛りのきゅうり。
このきゅうりがみずみずしくておいしそうだった。タイはきゅうりの皮を剥いて食べる。このお皿のも、皮を剥いて一口大に切られて山盛りになっていた。

ご飯ときゅうりの山盛りといったら、後はもちろんナムプリック。これはふりかけみたいな形状をしているけれど、ふりかけの1000倍くらい辛い。材料によって様々な味や香りがある。

それを見ながら思った。タイ料理にも、野菜たっぷり料理はきちんと存在するのだ。このナムプリックはきゅうり以外にも茹でたキャベツやベビーコーンなど、野菜をおかずにして食べる料理の代表格だけれど、これ以外にもソムタムだってパパイヤやトマトをたっぷり食べる料理だし、野菜を使う料理がないわけではないのだ。

でも、日本人の口に合う料理とか、日本人が食べられる料理というと、どうしてもチキン炊き込みご飯(カオ・マン・ガイ)や油たっぷり使用したチャーハン(カオ・パット)になってしまう。
タイで生活している日本人のコレステロールが軒並み高いのは、こんなところに原因があるのではなかろうか。
タイの野菜を使う料理は辛い料理がメインなので私の様に辛いのが苦手だと、どうしても敬遠しがちになる。

今日は日本風ふりかけときゅうりの浅漬けでさっぱりご飯をいただこうかな。

Posted by てんも at 10時59分   パーマリンク

2006年09月03日(日)

目玉焼きの定義 [タイ料理]

タイの目玉焼きは日本の目玉焼きの概念から大きく外れる。
使う油の量が桁違いで、目玉焼きというよりも「目玉揚げ」の域に達している。

大量の油を熱してそこに卵を割り入れ、熱するのだ。
だから写真のような「生卵の素揚げ」のようなフワフワの不思議な一品が出来上がったりする。

最初にこの卵料理を見たときの衝撃は大きかった。
「な、なんだこの物体は」
驚いている私にタイ日辞書を見ながら親戚のおじさんが教えてくれた。
「ディス イズ メダマヤキ」

・・・絶対に違う。
と思ったけれど、それ以外に呼び様がないのも事実だった。
なんだかとても、もどかしい気持ちになったことを覚えている。

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フワフワ生卵の素揚げ

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豚肉にんにく

卵焼きも日本のしっとり感を大切にする厚焼き玉子とは対照的に、大量の油をガンガン熱してそこに一気に卵を流し入れる。するとふっくらフワフワの玉子焼きが出来上がる。

タイと日本だけでもこれだけ違うのだから、世界にはもっともっと面白い卵料理があるのだろうな。

Posted by てんも at 15時40分   パーマリンク

2006年09月02日(土)

これはちょっと・・・ [タイ料理]

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モーリさんは血液検査の結果コレステロールや血圧など全ての値が下がったと喜んでいる。そして、今まで以上に健康食料品道まっしぐらである。そして買ってきてくたのがこれ。

普通、イラストや写真というのは「食べたい」と消費者の食欲をそそるのが目的だと思う。
しかしこれは健康食品。内容物を正確に伝えるのが目的らしい。ちっとも「おいしそう」に見えない。それどころか正直怖い。
何の可愛げもないリアルな蜂の巣と蜂が一匹。さらには手前の赤茶色の物体。これは一体何なのか。きくらげに見えないこともないけれど、違うようだ。というわけで調べてみたらマゴジャクシと呼ばれるきのこの一種らしい。

健康食品を買ってくるとき、モーリさんは親切心から私とオフィスのスタッフの分も買って来てくれる。断れず受け取ったスタッフに味の感想を聞くと
「口に含んだ瞬間、すごく甘い。飲み込む瞬間、すごく苦い。」
ということだった。
・・・ますます飲みたくない。

Posted by てんも at 15時24分   パーマリンク

2006年09月01日(金)

危ないファックス [タイで生活]

ファックスを送ってくるときに、わざわざ相手が受話器を取るまで送信しない人がいる。
そして受話器を取ると「ファックスを送るので受信ボタンを押してください」と言う。
どうも、受け取る側が信号を出さないと送信できない機種があるらしいのだ。

スタッフがいちいち対応しなければならないのを見て、自動で受信できるファックスなのに、なぜ先に受話器を取らないといけないのだろうな、と疑問に思っていた。

ところが先日、やはりこのスタイルの方が安心なのかもしれない、と思わされる出来事が発生した。銀行から身に覚えのない契約書がファックスされてきたのだ。
よく見るとあて先が違っている。間違いファックスである。
押し間違えた番号がたまたまファックス専用として使っている番号だったので受信してしまったのだ。

ファックスを送信した担当者はミスに気づいていないだろう。契約書を眺めながら「怖いことだなー」と思った。
会社の情報が全て掲載されている、極秘扱いの資料である。
こんな資料を気軽にファックスで送信すること自体問題だけれど、それをさらに間違えて別の会社にファックスしてしまうのだから最悪である。

そういえば、たまにファックスを送ったはずの相手から「届いていない」と言われたり、届いていないファックスを「送った」と言われることがあるのだけれど、それについては「たまに発生する困った出来事」程度にしか考えていなかった。
タイでは、郵便物もメールもファックスも「無事に届かない可能性」があるので、そういう状態に慣れてしまって未着ファックスについてもあまり深刻に考えたことがなかったのだ。
でももしかすると、未着ファックスのうちのいくつかは誤って他の会社に送信されているのかもしれない。

自動で送信するのではなく、相手の会社名を確かめてから送信ボタンを押す、一見効率の悪い方法に見えるけれど実は間違いファックスを防ぐ良い方法なのかもしれない。

Posted by てんも at 10時29分   パーマリンク

2006年08月31日(木)

さびしがりやのタイ人 [アメージングタイランド]

ププー(モーリさんご主人&私の義父)は職場では何人もの部下を抱える頼れるエンジニアで家庭でも皆に頼られる大黒柱である。

そんな「大の男」であるププーには弱点がある。お医者さん嫌いなのだ。嫌いだから一人では行けない。だからいつもモーリさんが「パイ・ペン・プアン」なのだ。
プアンというのは「友達」という意味。
「友達として行く」つまり「付き添う」という意味。
早い話、一人でお医者さんに行くのはイヤだから妻に付き添ってもらうということ。

この「パイ・ペン・プアン」という言葉をタイ人は非常によく使う。
何かあると「一緒に行ってあげよっか?」
誰かが入院したら大騒ぎである。とにかく誰か付き添いが必要ということになる。
完全看護の私立病院に入院する時でさえ「付き添いがいなかったら寂しいでしょ」と家族親戚から必ず誰か24時間体制で病室にいる。

私がタイで就職活動をしていた時も、面接から帰ってきた私に向かってププーは言った。
「ププーの仕事が休めたら付き添ってあげたのに。すまないな。」
義父の付き添いつきで就職面接に行くのもどうかと思うので仕事休めないでよかったよ。と内心つぶやきつつも、ププーの優しい気持ちはとても嬉しかったのを覚えている。

Posted by てんも at 07時57分   パーマリンク

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プロフィール

タイ語翻訳者

てんも

タイ国在住のタイ語翻訳者。
BOI、契約書、法律文書などの重要文書を中心としたタイ語翻訳を行っています。
連絡先:
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