2006年09月21日(木)
アメージングジャパニーズ [アメージングタイランド]
官公庁の臨時休日だった昨日、バンコクから離れているわがオフィスは周囲の様子もいつもと変わらず、私たちも通常通り仕事をした。
「今日はバンコクの会社はお休みだし、普段なかなかできない仕事を終わらせよう」と張り切って仕事をスタートさせた。
ところが・・・「バンコクの」お客さんからお仕事の問い合わせや連絡がどんどん入る。その数は平常時よりも多いほど。皆さん休んでいないらしい。「自宅で待機」ではなかったのか?
外はクーデター真っ最中。戦車が出ている(市民は記念撮影していたようだけれど)。そんな状態で仕事をしている。
なんとなく、お客さんの気持ちも分かる。正直、すごいとも思った。駐在でタイに来ている人たちの仕事量といったら半端ではない。少人数で会社の将来を背負って仕事をしているから、皆さん気迫が違う。スケジュールが確定している仕事だったら「クーデターどころではない」と思うのかもしれない。
そして、タイに詳しい人ほど「またか」と思っているようだった。だから、通常通り仕事をしている会社も非常に多かったようだ。
でも、少し気を付けたほうがいいと思う。街にいる兵士の銃には弾が入っている。何かのきっかけでどんな事態になるのか、誰にも予測ができない。
タイのクーデターはいつも無血で終わっているわけではないのだ。
タイ国内で仕事をしている方、これからタイに入国される方、どうか無理はしないで、いつも以上に周囲の様子には気を配っていただきたい。
明日からは官公庁も銀行も通常通り。学校も始まる。きっと何事もなく、人々は今まで通りの生活を続けることだろう。バンコクもすぐにまた微笑みの街に戻るだろう。でもしばらくは心の片隅に緊張感を忘れない方が良いような気がする。
Posted by てんも at 00時27分