2006年09月27日(水)
車の故障 [タイで生活]
愛車がとうとう壊れてしまった。
低速で走らせた時やバックする時などにエンストすることが数回あって、調子悪いなと思っていたのだけれど、サービスセンターに持っていってもどうせまた「まだ使えます」と言われるだけで修理もしてくれないのでそのままにしておいた。
そうしたら本当に壊れてしまった。それも3車線の真ん中の車線で、いきなりである。
時は夕暮れ。結構な交通量のある場所で、いきなりのエンスト。あせってエンジンをかけなおすも、まったく動いてくれない。後続車が右や左の車線に出て追い越していく。
そして後続車がいなくなった。・・・怖い。辺りはだんだん暗くなる。
ハザードランプはつけているけれど、気づかずに追突されたら・・・この状態は危険すぎる。
自分ひとりで車を押しながらハンドルを操作するのは無謀かもしれないし・・・と途方に暮れていたら、バイクで逆送してきたお兄ちゃんが近寄ってきた。正直、普通の状態なあらばあまり近づきたくない人。車のドアを開けるのを一瞬ためらった。だが、まだ周囲に人もたくさんいるしいざとなったら大声を出せばいい。そう思ってドアを開けた。
「どうしたんですか?」
「車が故障したんです」
「じゃ、ハンドルを握っていてくださいね。押してあげましょう」
お兄ちゃんはそういうとすぐに車を押してくれた。無事に車を端に寄せることができた。
「もう修理のエンジニアは呼びましたか?」
「はい。どうもありがとうございました」
心から感謝してお礼を言うと、お兄ちゃんは爽やかな笑顔を残して再びバイクを逆走させて行った。
ありがとう、お兄ちゃん。逆走は褒められた行為ではないけれど、本当に助けられたよ。
その後、ヘルプコールでぷーちゃんと親戚一家が駆けつけてくれた。持つべきものはエンジニアの親戚である。逆走お兄ちゃんといい、親戚一家といい、最近人の親切に助けられることが非常に多い。ありがたいことだと思う。
Posted by てんも at 13時27分