2006年10月06日(金)
たましい [アメージングタイランド]
日本にいる祖母が亡くなった。90歳を過ぎた大往生でとてもいい顔をしていた、ということなので、悲しくはなかった。
そして思った。天国に行く前にタイに寄って私たちのことを見て欲しいな、と。
そういえばタイの人はこういう考え方はしないようだ。
親しかった人が亡くなってもその人の霊が現われるのを非常に恐れるので、その姿に違和感を感じたことがある。
例えば自分の親しかった友人が亡くなって数日後に突然嵐のような強風が吹き自宅の窓がガタガタ揺れたから
「あ、今来ているんだなと思ったら、怖くて鳥肌が立った」
という人がいた。
生前親しかった人ならば恐れる必要なないのでは?と思うのだけれど、それが実の親でもお葬式の日に棺に向かって
「生前わがままを言ってごめんなさい。お願いだから化けて出ないでください」
と真剣に祈っている人もいて、私はその姿を見て絶句した。
タイでは亡くなった人の霊は生前とは人格が変わることになっているのだろうか?ここの感覚が私にはまだよく理解できない。
Posted by てんも at 07時33分