2006年10月28日(土)
こんなジェー料理なら食べてもいい [タイ料理]
タイは今ギンジェーの時期である。ギンジェーとは菜食の意味。
この時期心身を浄化するために肉、乳製品やにんにく・ねぎなどの香りの強い野菜を避け、野菜料理や専用に作られた菜食用パンなどを食べる。
中国系の人と趣旨に同調したタイの人は肉料理を口にせず、菜食専門店または自分で料理した菜食しか口にしない。
普段は肉料理を扱っている屋台でも、この時期のみの限定菜食専門店に変化することもある。
ジェー料理は肉が入らないのであっさりしている。あっさりをあっさりのまま食べるのならば私が好きな味なのだが、普段から「あっさり=まずい」という味の好みを持っているタイの人たちがそのあっさりで満足するわけがなく、あっさりをこってりにするために砂糖や油を多量に使用する。だからジェー料理というのは全体的に油っぽくてタイ人の中にも「リアン」と言って敬遠する人もいる。
ところが昨日たまたま食べたジェー料理のラートナー(あんかけ麺)はあっさり味でおいしかった。夏ばて気味の体に野菜の滋養がしみこんで、食べ終わる頃には元気がでていた。
私がジェー料理を食べないことを知っている店のおばちゃんは
「ギンジェーの時期が終わったら普通のメニューに戻るからまた食べにおいで」
って言ったけれど、こんなジェー料理なら毎日食べてもいいかもしれない。
Posted by てんも at 06時02分