2006年10月29日(日)
試験監督 [タイで勉強]
今日は学期末試験の日だった。
日本でも試験はいろいろ体験した。入学試験はもちろんだけれど、そろばんや英検でも、見知らぬ試験会場に出かけて見知らぬ試験監督の指示に従って試験を受けた。そこには一種独特の雰囲気があり、空気がピーンと張り詰めていた。
タイの試験も同様に緊張感が漂っているのだけれど、その緊張感がどうもゆるいのだ。なぜゆるいのかな??と考えてみて、その原因は試験監督者にあるのだということが分かった。
試験中、部屋の前を通る関係者や隣の部屋の試験監督者が差し入れを持ってくるのだ。もちろん受験者にではなく、監督者にである。彼らは開け放してあるドアからフラッと入って来ては、食べ物を差し出す。
「ジュース飲む?」
「ほら、マンゴー食べなさいよ」
試験監督者も当然のようにそれを受け取り、机の上において食べながら試験監督をする。
この「食べ物の差し入れ」という見慣れた光景が受験者の緊張を適度にほぐしてくれたような気がする。
しかし厳しいところはきっちり厳しくて、黒いズボンをはいてきた女の子が「許可は取りましたか?」と聞かれていた。オープン大学なので通常は自宅学習なのだが各会場で実施される学期末試験は学生らしい服装で受験しなければならないのだ。さすがに通学生の大学のように黒スカートに白シャツの女学生ルックをする必要はないのだが、女性はスカート着用が基本なのだ。あらたまった場所では女性はスカートが基本ということだろうか。
Posted by てんも at 20時53分