2007年10月19日(金)
タイ国民の祈り [タイで生活]
プミポン国王は、13日に右半身の不調を訴え入院された。
2007年10月16日、入院中の国王陛下の回復をお祈りするために、僧侶500人、一般国民300人がエメラルド寺院に集ったという。
国王の入院先であるシリラート病院周辺にも、少しでも国王の側で無事をお祈りしたいと多くの国民が訪れている。
国王陛下のご病気を伝えるニュースが流れた時、私の隣にいたタイ人のおばさんが明るい声で言った。
「きっとたいしたことないわ。すぐに退院されるわよ」
まるで、自分に言い聞かせるように。
去年、在位60周年祝賀行事が開催されたタイの国王陛下は12月5日に80歳のお誕生日を迎えられる。
ご高齢となってもまだ、国民から愛され、「国民の父」として慕われ、国王であり続けることを求められ、激務をこなされている。
国民は皆、心の中に少しの不安を抱えているように思う。
そして、祈っている。
優しい国王陛下が、ずっとタイ国民と共にいてくださるように。
国民の祈りが届いたのか、国王陛下の容態は快方に向かっているとのことだ。
Posted by てんも at 10時33分