2007年11月28日(水)
犬との距離感 [タイで生活]
タイの犬が苦手だ。
日本の実家には家族と同居している犬がいて、家族の末っ子の様な扱いをしていた。犬は大好き。
だからこそ、タイの犬との距離のとり方が難しくて敬遠してしまう。犬を触った後は必ず手を洗いなさい、と言われるのも面倒くさい。
最近はタイでも小型犬を家の中で飼う人も出てきたようだけれど、主流はやはり庭に放し飼いの番犬。
モーリさん(夫母)宅には、獰猛に見える番犬が3匹いる。
体が大きいし、よく吠えるので迫力があるのだ。
実際は私が近づけば尻尾を振るし、愛嬌があるけれど、でも人間の言うことに100%服従するわけではない。
モーリさんも口癖の様に言う。「犬に絶対に気を許してはいけない。小さな子を犬に近づけてはいけない」
犬が人や他の動物に噛み付こうと思えば、飼い主にそれを禁じる術はない。その野生の部分が残っていないと、番犬としては役立たないということかもしれない。
見知らぬ人が来ると思い切り吠える。非常にうるさい。でも、モーリさん達は口では「うるさい!」というけれど本気では叱らない。
やり方次第では、日本の犬のように主人の命令に絶対服従の「躾」もできると思うが、人間と犬とが一定の距離感を保たないと、番犬ではなくなってしまうようだ。
Posted by てんも at 00時44分