2008年02月07日(木)
タイのお受験 [タイで生活]
タイもお受験のシーズンである。
ほとんどの子供が幼稚園・小学校お受験を体験することからも、タイの受験戦争はある意味で日本より激しいのかもしれない。
地元公立学校もあるのに、なぜ私立学校を目指すのか。
それは「私立学校の方が設備が整っていて良い先生がいるから」らしい。
地元公立学校教師を早期退職したモーリさん(夫母)は、自身が敬虔な仏教徒であるにもかかわらず、自分の息子をクリスチャンの私立小学校に入学させた。学校では教会でのミサなど宗教的な行事もあったらしいが、特に気にはしていなかったらしい。息子もクリスチャンになることなく、無事に仏教徒として大きくなった。
モーリさんの教育持論はすごい。
「真面目に勉強しないと、暑い日ざしの中で汗をかきながら仕事をしないといけなくなるのよ。一生懸命勉強すれば、エアコンの効いた涼しい部屋で座って仕事ができるのよ。」
反論の余地はあるし、突っ込みどころもたくさんあるのだけれど、それでもタイで聞くこの言葉には妙な迫力と説得力がある。
もちろんこの言葉には、
日ざしの中で仕事をする=太陽に焼かれる=肌が黒くなる=悪
涼しい部屋で仕事をする=太陽に当たらない=肌が白い=良
というタイ独特の価値観も盛り込まれている。
Posted by てんも at 00時48分