2008年02月10日(日)
絶対大丈夫。 [タイで生活]
タイで暮らしていて、「絶対大丈夫。」と言う人ほど、実は全然大丈夫ではない、ということを学んだ。
タイの地方都市の地元業者さんには特にその傾向が強い。カーテン取り付けとか、窓枠の取り付けとか、クーラーの取り付けとか、電気工事とか。
見積もりに来て「大丈夫、絶対に3日で仕上げるよ」
と太鼓判を押す人。
自信満々のその顔を見ると「99%、3日では間に合わないな」と分かる。
案の定、約束の3日後には現れない。
この場合、電話連絡もないことの方が多い。
こちらから電話してようやく、「今日は間に合わない」と言う。
この場合の理由は結構幅広いが、たいていは3パターンの中の1つだ。
・担当者が体調を崩した(風邪/下痢/じんましん)
・車が壊れた(パンク/エンジンの故障)
・部品が納入されない
とにかく、3日前のあの勢いはどこへ行ったのだ、と突っ込みたいけれど、いくら騒いでも納期が縮まる訳ではないので、怒るだけ損だと思ってしまう。
「間に合わないな」という自分の直感が正しかったことに少し気を良くして後は冷静に仕事が完成するまで待つだけだ。
約束に間に合わないことに慣れてしまい、「ま、いいか」と思ってしまうこと、本当はいけないことだと思う。
でも、いちいち怒っていたら身がもたないのだ。だからあきらめて「そういうものなのだ」と思う。それが精神衛生上一番良いから。
「せめて、自分は約束をきちんと守るぞ」と心に誓い、彼らを反面教師にするのみなのだ。
Posted by てんも at 00時11分 パーマリンク
2008年02月09日(土)
カノム・ティアン [タイで生活]
旧正月のお祝いに食べるおやつに、カノム・ティアンとカノム・ケンがある。
カノム・ティアンはバナナの葉でピラミッド形に包まれたおやつ。お餅の中に餡が入っている。
餡は甘いもの(サイ・ワーン)としょっぱいもの(サイ・ケム)がある。
私はいつもこの餡が邪魔で、外側の餅だけ食べたいと思っていた。そうしたらちょうど良いおやつがあった。それがカノム・ケン。
余計な餡が一切入っておらず、少し甘い味がついたお餅だけを楽しむことができる。カノム・ケンの形はむき出しの円柱形と決まっている。
味も歯ごたえもなんとなく、日本の「ういろう」に似ている。
Posted by てんも at 00時45分 パーマリンク
2008年02月08日(金)
中国正月(ワン・ティアウ) [タイで生活]
モーリさん(夫母)によると、タイの旧正月には4日間ある。
ワン・ジャーイは、支払いの日、つまりお供え物等を買い物する日。
ワン・ワーイはお祈りをする日。この日が一番重要で、特に華僑の人たちは子どもに学校を休ませる。祭日とは違うので学校や通常通りなのだが、お休みする子がほとんどなので学校は学級閉鎖状態になる。
ワン・トゥーは一休みの日。
ワン・ティアウは家族で旅行する日。
バンコクは赤いTシャツを着て正月を祝う人がチラホラ。
観光地は昨日から混んでいるらしい。
デパートは春節を祝う飾りつけがされていた。
Posted by てんも at 00時37分 パーマリンク
2008年02月07日(木)
タイのお受験 [タイで生活]
タイもお受験のシーズンである。
ほとんどの子供が幼稚園・小学校お受験を体験することからも、タイの受験戦争はある意味で日本より激しいのかもしれない。
地元公立学校もあるのに、なぜ私立学校を目指すのか。
それは「私立学校の方が設備が整っていて良い先生がいるから」らしい。
地元公立学校教師を早期退職したモーリさん(夫母)は、自身が敬虔な仏教徒であるにもかかわらず、自分の息子をクリスチャンの私立小学校に入学させた。学校では教会でのミサなど宗教的な行事もあったらしいが、特に気にはしていなかったらしい。息子もクリスチャンになることなく、無事に仏教徒として大きくなった。
モーリさんの教育持論はすごい。
「真面目に勉強しないと、暑い日ざしの中で汗をかきながら仕事をしないといけなくなるのよ。一生懸命勉強すれば、エアコンの効いた涼しい部屋で座って仕事ができるのよ。」
反論の余地はあるし、突っ込みどころもたくさんあるのだけれど、それでもタイで聞くこの言葉には妙な迫力と説得力がある。
もちろんこの言葉には、
日ざしの中で仕事をする=太陽に焼かれる=肌が黒くなる=悪
涼しい部屋で仕事をする=太陽に当たらない=肌が白い=良
というタイ独特の価値観も盛り込まれている。
Posted by てんも at 00時48分 パーマリンク
2008年02月06日(水)
郵便配達人 [タイで生活]
郵便配達の途中で職探しまでしちゃう、おちゃめな郵便屋さんが配置換えで別の地区を担当することになった。
新しい郵便屋さんは、まだ慣れないためか数日に1度しか姿を見せない。独断かどうかは知らないが、郵便物をためこみ、数日に1度まとめて配達に来るのだ。
しかもこの人、間違いが多い。見た瞬間に「間違いだ」と分かる別のソイの郵便物まで置いていく。返そうにも数日待たないと来ないのだ。
救いなのはEMS配達は別便で、必ず配達してくれること。
一般郵便というのは急がない便なので、数日遅れても「ま、いいか」と思うことができる。
今日は紀伊國屋書店から雑誌が届いた。去年から紀伊國屋書店はKerry Logisticsを利用するようになったらしい。
担当者は新しい人で、前任者が退職したので今までラヨーン地区を担当していた自分が代わりに来たということだった。
前任者はどこに行ったのだろう。別のクーリエ会社に就職していたら、またうちに配達に来ることもあるのかな、そんなことをふと考えた。
Posted by てんも at 00時31分 パーマリンク
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