2008年05月02日(金)
水屋さんの悩み [タイで生活]
タイの水道水は飲めないので、自宅に飲料水を配達してもらっている。
ご近所の、「一人暮らしで食事はほとんど外食」という人は28リットルの水タンクを月に1本使い切れないそうだ。
飲み水として使用するだけならば、そのぐらいなのだろう。
我が家では、野菜を洗ったり茹でたり、米を研いだり、スープを作ったり、ご飯を炊いたり、様々な場面で飲み水を使うので、月に2,3本は使用する。
使用量が多いので、金額も他のご家庭よりも大きめになる。ところが水屋さんは代金の回収を半年に1度ごとに行なう。
現金商売じゃなくていいの?と思うのだが、支払おうとすると、伝票が整理できていない、とか数量チェックしていないとか、いろいろな理由でお金を受け取ってくれないのだ。
数量チェックなんて、配達時にチェックすれば良いことなのに。不思議に思って、自宅前に数量チェック表を設置して、留守中の配達時に記入してもらうように提案したところ、
「あまりうるさい指示をすると配達員が辞めてしまうから、それはできません・・・」
と申し訳なさそうに言われた。
28リットルタンクを肩にかついで運ぶ重労働なので、何か気に入らないことがあるとすぐに辞められてしまい、人を探すのが大変なのだそうだ。
だから数量チェックは自分達でしているのだとか。
うーむ・・・
「人を使う」ことの難しさを思った。
Posted by てんも at 13時25分