2008年05月30日(金)
閉じ込められた [アメージングタイランド]
エレベータに閉じ込められた。
順調に降りていたエレベータがガクンッと揺れて、次の瞬間に電気が消えて真っ暗になった。停電だ。
う・・・。
こんな時のためにカバンに入れておいたはずの小型の懐中電灯は前回の自宅での停電で使ったまま、まだカバンに戻していなかった。
その時、他の人が携帯電話を取り出してくれた。
ほのかな携帯電話の光で、暗闇がポォッと明るくなる。
状況は全く変わっていないのに、そこに明かりがあるだけで、どうしてこんなに安心できるのだろう。
非常ベルを押すと、ラッキーなことにちゃんと音が鳴って、ラッキーなことにたまたま真面目に勤務していた守衛さんが電話に出てくれた。
「何階で止まってますか?」
「真っ暗で何も見えません。何階だか分からない」
「ちょっと待ってくださいね」
守衛さんに位置が把握できるように中からコンコンと扉を叩いていると、まもなく守衛さんが外から扉を開いてくれた。
助かった〜!!
後から聞いたところによると、停電が原因で止まってしまったエレベータは、そのまま故障してしまったそうだ。
守衛さんがいうには「ハングアップ」してしまった、ということで、エンジニアが来るまでは使えないのだとか。
懐中電灯を持ち歩かなくても、停電の時には携帯電話を使えばいいのだ。また一つ、タイで生きていくための知恵を身につけることができた。
Posted by てんも at 10時11分