2009年07月14日(火)
サーケー(パンノキ) [タイの野菜・地産地消]
「パンの木」と呼ばれているらしいけれど、実のジャックフルーツに似た大きな緑色の殻に覆われている。全然パンに似てない。味はお芋みたい。国によっては丸焼きにしたり蒸して食べたりするらしい。
タイではシロップで甘く煮ておやつにして食べる。
ものすごく甘い。
モーリさんご主人が、すでに甘煮になっている状態で差し入れしてくれた。久しぶりに食べたら、何かに似ている。
そうだ。お正月に食べた「栗きんとん」だ。食感も甘さもあれにそっくり。
このサーケーの木はモーリ庭園にはない。この木を植えてしまうと地中深くに根を張ってしまい、しかもグングン大きくなって実が落ちてくると車の屋根がへこんでしまうのだそうだ。
だからモーリさんご主人は、ひろーい庭を所有している知人にサーケーの苗を持参して植えてもらった。収穫の時期になると、そこから2,3個の実が届けられる。その実を近所のお料理得意なおばちゃんにシロップ煮にしてもらって、自宅で食べる分だけもらってくる。
残りは、庭の所有者やシロップ煮を担当したおばちゃんが食べたり市場で売ったりする。
分業して山分け。一度にたくさん採れる果樹の、なかなか賢い楽しみ方だと思った。
Posted by てんも at 00時12分