2006年06月03日(土)
学校を作ろう!! [タイで生活]
お父さんの仕事の都合で海外に渡る子供達は一体どれくらいの数に上るのだろう。
海外での慣れない生活。
言葉が不自由なうちは、遊びに出かけるどころか、日々の買い物ですら、とてもとても難しい。
タイのチョンブリ地区には、日系企業の進出に伴ってたくさんの子供達がやって来ている。その子達のほとんどがインターナショナルスクールに通う。
学校の先生が英語しか話さないという環境は、ちょっと想像してみるだけでも相当しんどい。具合が悪い、トイレに行きたい、そんな簡単なことでさえ、相手に伝えるのには相当のエネルギーを使う。
今チョンブリでは、日本人学校を設立しようという運動が起こっている。
海外での生活で子供達がほっとできるのは、自宅に戻ったときだろう。でも、もし日本人学校ができれば、学校も、子供達がほっとできる空間になるのかもしれない。
そう考えた時、選択肢の一つとして、日本人学校ができるのも悪くない、と思った。
学校を作り上げるのは、地域の保護者と日本人会をはじめとする各機関。保護者はもちろんだが、各機関に属している人たちも数年たてば日本に戻る。
いま学校を作る運動に参加している人たちは、学校が出来上がる頃にはここにはいないかもしれないのだ。
つまり、偶然、この時期にこの地域で暮らしている。そんな縁に恵まれた人たちで、後からこの地にやってくる家族のために学校を作ろうとしているのだ。
これってすごいことじゃないだろうか。
なんだかワクワクするプロジェクトじゃないか。
でも、子供はたくましい。柔軟性もある。だから、あっという間に英語を身に付けて、インタースクールでいろいろな国の子供と交流しながら国際性を身に付けていくだろう。それはきっととても貴重な体験になる。というのも一つの考え方。
最終的には、各家庭の教育方針がどうあるか、ということになる。
いろいろな立場の人がいて、いろいろな考えの人がいて、必然的に、ある程度の混乱があって。
日本人学校は海外で暮らす子供と親にとって、必要な存在なのか?という大変に難しい問題が、タイ東部で暮らす日本人に突きつけられている。
Posted by てんも at 15時19分