2006年06月16日(金)
タイにおける飼い犬の役割 [タイで生活]
オフィス前には大家さんの飼っている犬が3匹いる。
この犬達、ものすごくうるさくて、ものすごく怖い。
鎖でつないでおかないと、飼い主でさえコントロールできずに客に噛み付いたりする。
道行く隣人にもほえまくり。
かなり感じの悪い犬達で、私はいつも「うるさいなぁ」と思っていた。しかも、飼い主もあまり本気で「うるさい!」としつけをしてるようには見えない。
でも、可愛いところもあって、顔なじみの私には尻尾を振ったりする。
たまに残飯を片付けてもらうので、それが喜ばれているのかもしれない。
今朝、オフィスに続く小道の入り口に、正体不明の男が座り込んでいた。目つきが危ない。
目をあわさないようにして急いでオフィスに入ってかぎを閉めた。こういう時である。いつもはうるさいだけの犬達が急に頼もしく見えるのは。
いつもはうるさいだけの犬達も、頼りになる番犬として、急激にその存在価値が高まる。
いざとなれば犬を放せば、猛然と侵入者に襲い掛かるだろう。
そう思うだけで、ずいぶんと安心できる。
タイでは、誰にでも愛想よく尻尾を振るかわいい犬よりも、誰にでも吼えるうるさい犬の方が実用的で重宝される理由を実感した。
Posted by てんも at 10時15分