2006年08月09日(水)
秘密計画進行中だったのだ [タイで生活]
気に入った服があってもサイズが合わなくてあきらめた、そういう経験をするたびに、これを自分のサイズで作ってもらえばいいんだけど、と思っていた。
タイには多くの仕立て屋さんがあるけれど、作り手の趣味が作品に反映されるので、「なんか違う」というデザインが出来上がってきたりして、お気に入りのお店は探せないでいた。
今思うとモーリさんに勧めてもらったお店は年配の女性がやっていて、服のデザインも年配の女性向けの物が多かったからかもしれない。
ところが先日、友人がとても可愛い服を着ていたので
「ナーラック・ジャンルーイ」
と褒めたら、なんとこれがオーダーメードだという。
しかも、デザインは仕立て屋さんが勝手に考えてくれたという。まさに、私が捜し求めていた仕立て屋さんではないか。その場で電話番号を聞いて連絡をしてみたら、自宅まで寸法を測りに来てくれ、さらに仕上がった服も自宅まで届けてくれるという。
これ以上素敵な仕立て屋さんがいるだろうか。
さっそく布市場で好きな柄の布を仕入れ、仕立て屋さんに自宅に来てもらった。私と同年代の仕立て屋さんである。寸法を測り、日本の雑誌を見せながら
「こういうのが欲しいの」
と相談すると、「日本の服は可愛いねー」と言いながら、すらすらとデザイン画を書いてくれる。
「こういうのもいいよ」
「こういうのはどう?」
と、次々にアイディアが出て、瞬く間に4着分のデザインが決定。
半月の1着のペースで届けてくれるという、今日はその最初の日だった。自分の体に合わせて作られた服を着るというのはとても贅沢な気持ち。しかも一着600B。布代と合わせても、既製品を買うのと変わらない値段だった。
Posted by てんも at 03時16分