2008年12月17日(水)
噛む犬と噛まない犬 [アメージングタイランド]
モーリ邸には番犬3兄弟がいる。
この犬たち、とにかくにぎやかで、喧嘩をしたり遊んだり。
しかし、感心なことにモーリ邸前を怪しげな人物がウロウロするとガンガン吠える。とりあえず、番犬としての役目は果たしているようだ。
その3兄弟のうち、1匹だけ放し飼いにされている犬がいる。エニーだ。エニーは吠えはするけれどコロコロ太っていて愛嬌がある。でも体は大きいので迫力がある。、郵便屋さんやその他の用事で訪ねて来た人が敷地内に入る時には必ず聞かれる。
「あの、犬は・・・噛みますか?」
モーリさん夫婦は自信満々に答える。
「絶対噛まないから大丈夫(マイペンライ・マイガット・ローク)」
その自信はどこから来るのだろう。と、私はいつも不思議に思う。「噛んだことがない」と「これからも噛まない」は同等ではないはずだ。しかも、タイの犬は半野生状態で、飼い主の言うことも対して素直に聞かない。
だからこそ、他の2匹は門の開閉をする時間帯には絶対に鎖を外すことができない。門が開いた時にちょうど見知らぬ人が歩いていたら、奴らは必ず襲いかかるだろう。どう猛な番犬なのだ。
そんな私の心配など全く知らずに、今日もエニーは元気に知らない人間に吠え、相手が近づいてくると後ずさっている。臆病な番犬なのだ。
Posted by てんも at 00時14分 パーマリンク
2008年12月15日(月)
蛍光灯の交換3 [アメージングタイランド]
蛍光灯の交換を無事完了することができた。
蛍光灯が剥き出しの状態のまま年を越すことを覚悟していたので、思ったより早かった。
直してくれたのはモーリさんご主人(夫父)。やはり最後に頼りになるのはこの人だ。
結局、最初に取り付けを行い、先日修理に来て蛍光灯を4本破壊していった電気屋が、最初の取り付けを間違えたのだった。
さらに、元々の蛍光灯を設置する部分の構造も特殊だったらしい。
どうやら、
「どうしてこんなものを商品化してしまえるのかな?」
という疑問が生じるシリーズの1つに属している商品だったらしい。
モーリさんご主人が金槌と電気ドリルを併用して、蛍光灯を一つずつ剥がし、正しい方法で設置しなおしてくれた。
無事全ての蛍光灯の交換が完了し、オフィスは建築当初の明るさを取り戻した。私が希望した、セブンイレブン並の明るさである。・・・まぶしい。
さてさて。これからまた目を大切にしながら、仕事と勉強をがんばっていこうと思う。
Posted by てんも at 00時10分 パーマリンク
2008年12月11日(木)
蛍光灯の交換2 [アメージングタイランド]
オフィスが暗いとどうにも困るので、モーリさんご主人にお願いして、全蛍光灯の交換を済ませてしまうことにした。
電気系エンジニアの登場である。モーリさんご主人はエンジニア・職人関係の人脈が広い。その中から電気系の職人さんを選んでオフィスに出張してもらった。
到着した人を見れば、それはオフィスを建築した時に配線工事を担当したおじさんだった。
到着してしばらく、蛍光灯をいじったり、電気をつけたり消したりしていたおじさん。
「この蛍光灯はかなり特殊な構造で、取り外しも付け替えもできない」と言う。・・・うーむ。
「え?・・・じゃ、どうすればいいの?」
「ナンナシ(そうなんだよ)」
この、「ナンナシ」という言葉は、できればあまり聞きたくない言葉。困った状態に同意する際に出る言葉で、この言葉が出る場合に有効な解決策が提示されることはほとんどない。
「取り付けた時は簡単に付けられたのに、今は取り外せなくなっている。変な構造だよなぁ」
と、つぶやくおじさんに、そんな商品を選んだのは自分だという自覚はあるのだろうか。
さらにおじさんは、「おかしいなー、取れないなー」と言いながら乱暴に蛍光灯を揺すったりするので、その度に何だか分からない部品がボロボロ落ちてくる。
そして結局。
おじさんが到着した時には付いていた蛍光灯まで消えてしまった。
「蛍光灯だけでなく、その他の部品も総取替か」と、話が大きくなってきた時、おじさんは言った。
「今日は他にも用事があるから、とりあえず帰るわ」
後に残ったのは、修理に来たはずのおじさんに壊された剥き出しの蛍光灯。
あまりにコントの様な出来事に、しばし笑いが止まらない。
おじさんに過度の期待はできないけれど、最終的にはこういう職人さん達とのつきあいが長く、自身もエンジニアであるモーリさんご主人がなんとかしてくれるだろう。
とりあえず、オフィスの照明が無事に元の姿に修復されるまでには相当な期間がかかりそうだ、ということだけ分かった。
完全修復を待つ間は卓上タイプの蛍光灯を買って来ようと思う。
Posted by てんも at 00時02分 パーマリンク
2008年12月02日(火)
ニコニコの夜空 [アメージングタイランド]
仕事を終えて、オフィスの前で明るく輝く星が目に入った。
宵の明星はいつも一つだけ輝くのに、昨日のは輝く星が二つ並んでいた。後で調べたところによると、左側が金星、右側が木星ということだった。
その下にはお月様。
まるで夜空がニッカリ笑っているようだ。
くったくのない笑顔。
夜空の笑顔を見るのははじめてで、ホッとする一時だった。
Posted by てんも at 00時03分 パーマリンク
2008年11月06日(木)
庶民の知恵 [アメージングタイランド]
2バーツ硬貨の登場当時は「1バーツ硬貨と見分けがつかない!!」と不評だった。
確かに、左端の5バーツ(大きくて周囲に9角形が彫り込まれている)や右端の1バーツ(一番小さいサイズ)のようなはっきりした特徴がなく、1バーツ硬貨より多少大きいだけの2バーツは、おつりの受け渡しの際に非常にややこしい。
でも最近は、そんな不満の声はあまり聞かれなくなった。ちゃんと見分けがつくようになったのだ。
写真の様に油性ペンで「2」と書き込まれた2バーツ硬貨が増えてきた。
これならはっきりと区別することができて便利である。
油性ペンの書き込みつき2バーツは「リアン・メージック(マジックで書き込みのある硬貨)」と呼ばれることもあるらしい。
Posted by てんも at 00時11分 パーマリンク
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