2009年01月11日(日)
人生は勉強より「世渡り力」だ! [読書の記録]
「痛くない注射針ができたらしい」というニュースを耳にしたことがある。その注射針を作ったのが岡野さんだ。
日本の工場には、自分の腕に誇りを持っている職人さんがいる。そんなおじさん達は、オヤジギャグは言うし職場じゃいつも怒鳴っているけれど、あったかい心の持ち主だったりする。
新人通訳だった頃、工場研修の仕事を担当していた時期がある。どの工場にも、元気いっぱいの職人さん達がいた。
この本を読んで、そんな職人さん達のことを思い出した。
「つねに大企業の人間とつきあっていないとダメ」とか、「1円もかけず、お願いもせず、相手が自分をPRしてくれるやり方」とか、参考になる話が盛りだくさんだったが、中でも感嘆したのは、「特許」の話。
新しい技術も、個人で取った特許では守れない。大企業は特許技術をまねた商品を作ってくる。特許を持っている人間が訴えたとしても、決着までには何年もかかる。終わるころには技術が古びている。しかも相手は大企業。「こんなにいるのかよ」というくらいの顧問の弁護師団と戦うことになるのだそうだ。
だったらどうするか。その解決法が痛快。岡野さんの柔軟な思考力、世渡り力が冴え渡っている。
Posted by てんも at 00時36分 パーマリンク
2009年01月10日(土)
お葬式につきもののお話 [アメージングタイランド]
親戚に不幸があり、お葬式に参加してきた。式の最中、親戚の間で話題になったのが、お葬式につきものの「あの話」だ。
「出た」というのだ。
ある人は臭いで、ある人は気配で、ある人は音で、またある人は急に電気機器の調子がおかしくなったり、急に強風が吹き付けたり、そんな状況に、亡くなった人が近くに来たことを感じたのだという。
亡くなってから火葬されるまでの約1週間、縁のある人に別れを告げるため、または生前行けなかった場所を訪れるために、亡くなった人の霊がいろいろな場所に出没するらしい。
決して珍しい体験ではなく、かなりの確立で体験するらしいのだが、皆それを心の底から怖がっている。100%怪談のノリである。
親しい人であれば、最後のお別れに来たと思えばジーンとしたり、感動に近い気持ちで受け止めるのかと思えば、そんなことは全くなく、ホラー映画のような反応。タイでは、生身の人間と亡くなった人の霊とでは全くの別物と考えているようだ。
そして、怖いクセに自分の体験を語りたがるのだ。さらに「あの人も・・・」「この人も・・・」とその場にいない人の体験までついでに語ったあげくに「ひゃー、怖い」と身をすくめてみせるのだ。聞く方も興味津々に聞いてゾゾゾ・・・という感覚を味わっているらしい。
いつもこの盛り上がりの輪には入っていけず、ポカーンと眺めるばかりの外国人の嫁である。
Posted by てんも at 00時15分 パーマリンク
2009年01月09日(金)
唐辛子の辛さ比較 [タイ料理]
同じ「辛さ」でも、平気な辛さと耐えられない辛さがある。
そんなことに気づいた。
「辛さの度合い」の違いではなくて、「辛さの質」の違いなのだ。
赤くて大きめの唐辛子や、それを乾燥させたものは「辛さ」が一瞬で終わる。
しかし、世界一辛いというタイ自慢の辛い唐辛子、プリッキーヌーは、辛さがいつまでも尾を引いて、口のヒリヒリがおさまるまで時間がかかるのだ。
だから、麺類に乾燥唐辛子がかかっていても少しぐらいであれば顔を赤くしながらも食べることができる。
でもプリッキーヌーが入った料理はダメだ。いつまで経っても舌が麻痺する、あの感覚が苦手なのだ。
タイ在住10年目にしてようやく少し、唐辛子のことが理解できた。
Posted by てんも at 00時22分 パーマリンク
2009年01月08日(木)
正月早々の試練 [タイで生活]
試練と言うほど大げさでもないけれど・・・、でもやっぱり試練かもしれない。
大人気の炭火焼き肉屋台のお話。
ここはいつもすごい行列で、夕方の開店前にお客さんがやってくるのだ。だからこの屋台はいつ行っても最低30分の待ち時間を覚悟する必要がある。
炭火で肉が焼ける煙を浴びながらの30分である。
これはやはり試練だ。
たまに耐えかねて「まだできないの?」と聞いてしまうお客さんがいるが、そういう人はおばちゃんに怒られる。
「今作ってるんだから、おとなしく待ってなさい!!」
手前左側のキノコ、これはトムヤムに入る。骨付き豚肉のトムヤムである。
この屋台のお勧めは、炭火焼き豚肉のナムトック。お客さんの好みによって「甘め」「辛め」と的確に味付けしてくれるおばちゃんの腕はお正月から絶好調だった。
試練に耐えた後、やっとの思いで手にしたご飯を口にする時の達成感。今年もきっと、通ってしまうのだろう。
Posted by てんも at 00時01分 パーマリンク
2009年01月07日(水)
20000キロ [タイで生活]
07年の5月に購入した車が08年の4月に1年弱で走行距離11111キロに達した。
そして09年1月についに20000キロ台に突入である。
ということは、去年はよく車を使った、ということか。
バンコクへの往復に使っていた時期があったので、その影響かもしれない。今はほとんど自宅周辺でお買い物その他のために使っているだけなので、30000キロに到達するのは来年後半じゃないかと思う。
今のところトラブル知らずでよく動いてくれるので本当に助かっている。そろそろ定期点検をお願いして、摩耗部品は交換しよう。
Posted by てんも at 00時47分 パーマリンク
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