2008年10月05日(日)
生放送直後に大暴れ [タイのニュースから]
バンコク知事に立候補しているチューウィット氏が、生放送のニュース番組でインタビューを受け、放送終了直後にキャスターに殴りかかる、という事件が起きた。
私がモーリさんと一緒に平和にソムタムを食べていた時である。
殴られたのはウィサーンというニュースキャスター。ソフトな声でややこしい問題を簡潔にまとめることができる人で、その人がインタビュー相手を怒らせて殴られた、というのは意外なニュースだった。耳の下に痛々しい傷跡が見える。
その時のインタビュー映像を見ると、確かにいつものウィサーンのスマートな口調ではなかった。相手に立腹していることは明らかで、インタビューの最後はチューウィットに番組出演のお礼を述べることもせず、「この人が真実を語っているかどうか、裏の顔があるかどうかは、視聴者に判断をゆだねたいと思います」と、一方的に会話を終了させてしまった。
選挙を控えた立候補者としては相当なダメージだ。チューウィットが怒るのも不思議ではない。
この事件について、タイ国民の間では「暴力を振るうこと自体言語道断」というチューウィット批判派、「公正なインタビューとはいえなかった」というウィサーン批判派、「どっちもどっちだ」という喧嘩両成敗派に意見が分かれているようだ。注目のバンコク知事選挙は本日。
Posted by てんも at 10時44分