2009年01月05日(月)
センダン科のサダオ [タイの野菜・地産地消]
最近市場でよく見かけるのが、木の枝の先に葉とつぼみがついている山菜のような不思議な物体。名前をサダオというらしい。
どこの八百屋さんにも一番手前に山積みにされていることからも、今が旬のようだということがわかる。
友達に聞いてみたところ、「食べ始めたら止まらない」という、カッパえびせんの様な葉っぱらしい。それは不思議な物体だ。よほど食感が良いのだろうか。
ナムプリックというタレの専門店で、茹で野菜と一緒に並んでいるのを見かけた。すでに茹でてあり、タレにつけて食べるだけの状態で売られている。これは試してみるしかない。
1セット購入してウキウキ車を走らせていると、次第に嫌な予感。なんだかおかしな香りが車内に漂い始めたのだ。
ビニル袋に顔を突っ込んでみると、「う・・・」昔懐かしい龍角散の匂いじゃないか。
調べてみると、サダオはセンダンという種類の樹木らしく、匂いがきついことから防虫材として用いられることがあるそうだ。その匂いがきつい植物を「食べ始めたら止まらない」と食べちゃうのって、一体どういうことなんだ。
葉っぱのかけらを口に入れてみて悟った。この食材は、私には100年早い。そしてこのサダオはモーリ邸で引き取ってもらうことになった。
Posted by てんも at 00時12分