2006年05月25日(木)
仕事をする時の顔 [アメージングタイランド]
翻訳という仕事をしている。
私にとっては最高に楽しい作業。
自分の中に眠っている言葉達やオンラインの世界に溢れている言葉達の中から最適な言葉を探し出して文章にしていく作業は、ぴったり当てはまる言葉が出てきたときに、ジグゾーパズルのピースを探し当てたようで、ワクワクする。
繰り返すけれど、そんな作業をしているとき、私は楽しいのだ。
だけど、仕事をしている時の私の顔は決して笑ってはいない。
それがタイの友人達には心配だったらしい。
会社勤めをしていたとき、PCを見つめて「真面目に」仕事をしている私に、友人がよく声をかけてくれた。
「なにを深刻そうな顔しているの」
「そんなに考え込まない方がいいよ」
いくら真面目に仕事中だといっても、笑顔をなくしてまで仕事をするのは、よくないのかしら。さすが、微笑みの国だわ。と、変なところで感心したことを覚えている。
わがスタッフのウムも、私と同じ種類の人間。
PCに向かってプログラミングしている時の彼女は、ものすごく真剣な顔つき。
学生時代は友人に「なんでそんな怖い顔しているの」と言われたらしい。
せめて、仕事の合間には笑顔で雑談しよう、と心がけていたあの頃のことを、ふと思い出した。
Posted by てんも at 07時42分