2006年05月03日(水)
三井住友銀行の謎 [タイで仕事]
取引銀行として利用開始したとたんに
業務停止命令なんて受けている三井住友銀行に関する謎。
英語では、三井ではなく、住友が先に来る。
SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION
略称はSMBC。
タイ語でも、スミトモ・・・で始まっている。
でも、日本語では三井住友銀行。
なんで?
Posted by てんも at 19時41分 パーマリンク
2006年05月02日(火)
タイと日本は近くてよかった [タイで仕事]
仕事の関係で知り合ったタイ人女性は、50歳半ば。
外見はタイとアメリカのハーフにしか見えない。
しかし、正真正銘の100%タイ人である。
でも顔はすごくアメリカ人ぽい。
お化粧のせいだろうか。
彼女の立ち居振る舞い、「オゥ」と大げさに肩をすくめる仕草、言葉の半分ぐらいが英単語になっている不思議な話し方、それらが彼女の外人オーラの元になっているようだ。
それもそのはず。彼女は20代でアメリカに嫁ぎ、それ以来一度もタイに帰って来たことがなかったという。
実に30年ぶりのタイ帰国。
だからタイ語よりも英語の方が口がなめらかで楽に発音できるらしい。
30年一度も故郷に帰らずに異国で暮らす。
しかも、最初のご主人とは死に別れ、再婚している。
一昔前、外国人と結婚して外国に暮らすということは、こういうことだったのだろう。
家族とはもう2度と会えないかもしれない、という決意を胸に海を渡ったのだろう。
飛行機で10時間以上かかるアメリカはやっぱり遠いのだと思う。妹に連れられて初めてMKスキーを食べてきたという彼女は「アロイ」と微笑んだ。そのおどけた様な顔と彼女の周りで笑う妹家族の優しそうな笑顔に救われた。
彼女が久しぶりのタイを楽しめますように。
タイと日本は飛行機でたったの6時間。
今の時代に生まれて、結婚相手がタイ人でよかった。としみじみ思った出来事だった。
Posted by てんも at 01時36分 パーマリンク
2006年05月01日(月)
学期末試験を受ける [タイで勉強]
学期末試験があった。
一緒に試験を受ける予定の会社スタッフに聞かれた。
「どんな洋服を着て行きますか?」
「??」
普通にラフな格好で行こうと思っていたのだけれど、はっと気づけば、ここはタイ。
大学生は黒いスカートに白いシャツ。
試験票にも、「テンガーイ・スパープ」と書いてある。
きちんとした服装で。
カジュアルではいけない。ズボンなんてもってのほか。
らしい。
仕方ないので、グレーのタイトスカートに白いシャツで参加。精一杯学生に近い服である。
会場についてみると、通信大学だけあって、さすがにバラエティに富んだ面々だった。
定番の黒スカートに白いブラウスという女子大生ルックもいれば、学校の先生風な人、会計事務所勤務といった感じの人、男性ではサンダル履きもいたし、お坊さんもいた。
次回からは、Tシャツを避ければOKだな、ということも確認。
試験は1日2教科。1教科3時間・・・長い。
しかも、筆記試験はボールペン使用である。
これが慣れなくてつらい。どんどん書いて間違ったら消しゴムで消したいのにそれができない。
書き間違えないように、と変なところで緊張するし時間も使うし。
でも、全力を尽くした後はさわやかな疲労感。
合格しているかどうか分からないけれど、新しい教科の教科書はもう届いている。先に進むとしようか。
Posted by てんも at 05時01分 パーマリンク
2006年04月30日(日)
1年に1度の昇給の季節 [タイで仕事]
わが社では毎年の4月を昇給の時期としている。
昨日が新しい給料で支給した最初の日。
心なしか、みんなの顔もいつも以上にニコニコ。
一般的に言って、若いタイ人従業員の場合、3%とか4%とかの率で昇給していくと、毎年の昇給が数百バーツにしかならない。
しかし、そこに昇格が加わると、一気に給料がアップする。
たとえば、ある会社では、こんなシステムになっている。
初任給8000バーツで入社して、2年間スタッフとして働いた後、スーパーバイザーに昇格すれば、スーパーバイザーのスタートは12000バーツ。一気に3000バーツほどの昇給が実現できる。
でも、数多いスタッフの中で昇格できるのはほんの一握り。
昇格できなかったスタッフは涙を呑んで、数百バーツの昇給に甘んじる・・・わけがなくて、それまでの経験を売りに、別の会社でもっと上の地位、もっと多い給料を目指す。
そういう構造なので、タイ人は転職が多い、というのも一概に転職する人だけを責めるわけにはいかない。
さらには、その職場がどれだけ働きやすいか、働きがいがあるか、そういう要素だって重要なのだから。
さて、今年のわが社は、以前からスタッフの頑張りに見合うように
「これくらいは出してあげたい」
と考えていた額があったので、いろいろ検討した結果、そこに落ち着いた。
数千バーツのアップと言うわけにはいかないけれど、そこそこのアップ。
まだまだ、「それくらいは自分で解決してほしい」っていうところで「できません」とあきらめるのが早かったり、
まさかと思うところで妙なミスをされてびっくり仰天させられたり、いろいろあるけれど、それでも彼女達は本当によく働いてくれている。
仕事が終わらなければ、家に持ち帰ってやってくる。
忙しい時期には言わなくても休日出勤してくれる。
しかも、それを当然のことと思っている。
そんな彼女達に支えられて、ここまで来たな、と感謝の思い。
また1年間頑張って、来年はもっともっといっぱい給料を支払えるように、会社も頑張らないといけないし、彼女達自身も成長しなければいけない。
そして、その両方を実現させるためには、私自身ももっともっと大きく成長しなくてはいけない。
そんな決意を新たにした。
Posted by てんも at 20時12分 パーマリンク
2006年04月29日(土)
タイのリサイクル事情 [タイで生活]
タイで暮らすようになってしばらくした頃。
「ゴミ箱に入っていたよ」
とご近所さんが私が捨てた洋服をわざわざ持ってきてくれたことがある。
私は、もう汚れてしまって着られないので捨てたのだが、
ご近所さんの目から見たら、どこも破れていないし、まだまだ着られるので、ゴミ箱に入っているのは何かの間違いだ、と思ったらしい。
私が捨てるゴミは、ご近所さんにとっては、まだまだ使えるものばかり。
私にとってはストレスだった。
ゴミぐらい自由に捨てさせて!いちいち人の捨てたゴミをのぞかないで!
と思ったが、ご近所さんにしてみれば、まだまだ使えるものばかりで、捨てるのならもらっちゃおうという気持ちだったらしい。
親戚の人が諭すように教えてくれた。
タイはね、物を持っていない人は本当に何も持っていないの。
恵まれない人たちは、服のよごれは気にならない。着られればいいのよ。
あれから7年。
今は自分なりのリサイクル手順を確立した。
古着や古くなった毛布、クッション、故障した家電製品その他、中古市場ではまだまだ価値のある物については、マンションのゴミ箱の隣に、それと分かるように置いておく。
半日もたたず、掃除のおばちゃんたちが喜んで持っていってくれる。自分の家で使ったり、どこかで売ってお小遣いにしたり。
子供服は、おじいちゃんの職場の人に引き取ってもらう。
日本の友人が送ってくれたお古の洋服など、日本製の服は、我が家でお世話になって、日本的に見るともうヨレヨレでくたびれてリサイクルにもまわせないのだけれど、タイ的に見ると、まだまだ使える、しかも日本製で価値のある部類に入る。
だから、我が家の古着は毎回大人気なのだとか。
そのまま捨てるよりは誰かにもらってもらう方がいいよな。
喜んでもらってもらえるのならば、嬉しいことだと思う。
Posted by てんも at 15時45分 パーマリンク
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