2006年05月11日(木)
桜ティーと見上げる山の頂上 [タイで生活]
4月の日本短期滞在では、友人宅に宿泊させてもらった。
小さなお嬢ちゃんもいるご家庭で、忙しく生活しているのに、快く迎え入れてくれた。
友人が用意してくれていたのが、桜の季節にふさわしい、さくら餅。ほのかの甘みが体の疲れを癒してくれた。
その友人がお土産に持たせてくれたのが、桜ティー。
桜の香りのする紅茶。 砂糖を入れて飲むと、あの日食べたさくら餅を思い出す。
話は変わって、私のタイ語翻訳者としての師であり、人生の師
でもある方は、その膨大な知識、経験、しなやかな感性、人生を楽しむ姿勢、全てが偉大で、心の底から尊敬できる方である。
しかし、偉大さゆえに、師の立っている山の頂上はあまりに遠く、いくら歩いても、そのふもとにさえたどり着けない、と思ってしまうこともある。
一日の仕事量、情報処理能力も比較にならない。
昨日は、わが身を振り返り「私は一日中一体何をしているのだろう?」とがっくりしてしまった。昼間は仕事に集中できる環境を与えられているというのに、私は師の100分の1も仕事ができていないのだ。
でも、大丈夫。そんな時には、桜ティーである。
一息入れて、考える。あせっても仕方ない。
何しろあの方は、私が生まれる前から仕事をしていたのだ。
余計なことは考えず、前を向いて進んでいくのだ。
Posted by てんも at 12時13分 パーマリンク
2006年05月10日(水)
好奇心と混乱と安定と [タイで生活]
新しいことにチャレンジするというのは、今までの快適な環境から飛び出すということで、なかなかに勇気がいる。
それでも、何かが始まりそう、というワクワクに後押しされて、一歩を踏み出すことは私にとっては楽しいこと。
逆に私が苦手なのは、自分の居場所を改革すること。
新しい外の世界に出かけていっても、戻ってくる場所は自分にとって慣れ親しんだ場所であった欲しいのだ。
だから私はともすると、洞窟からでかけて洞窟に戻る、そんな生活を安定で、快適と信じ込んでしまう傾向がある。
ところがぷーちゃんはまったく逆のタイプで、まずは自分の居場所をより快適なものへ変えて行くことに情熱を注ぐタイプ。
その過程で、試行錯誤を繰り返すことに積極的なのだ。
新しいシステムを導入したり、新しいマシンを入手したり。
それらが完全に新しい仕組みとして成立するまでには一時的に混乱が生じる。使い方を間違えたり取り付け方を間違えたり。
何か違うぞ、と思いながらいろいろと調整を重ねて、最終的に以前よりも快適な環境が出来上がる。
しかし、その環境にも決して満足せず、興味深い情報をキャッチすると、自分の生活に取り入れるべきか、慎重に判断してGOと思えば、破壊と再生の作業を繰り返すのだ。
私は、たとえ、より快適な時が待っている、と分かっていても、その前に一時的に作業が不可能になったり、以前使用していたものが使用できなくなったり、という混乱が生じるのが嫌で、変化を嫌ってしまうのだけれど、本当は好奇心を持っていろいろなことにチャレンジすることも大切なんだよな、とぷーちゃんを見ているとそんなことを思ったりもする。
Posted by てんも at 07時37分 パーマリンク
2006年05月09日(火)
楽しいお茶生活 [タイ料理]
最近の日本食ブーム→おいしグループのおかげの緑茶ブーム
の流れで、お茶の専門店なんてものも登場した。
8年前、タイで暮らし始めたばかりの頃に、飲み物も食べ物も全てが甘く感じられて、砂糖なしのヨーグルトや麦茶パックが欲しいよぉと半泣き状態になったのは遠い昔のこととなった。
甘くないお茶専門店が登場して、そこでお茶の試飲までさせてくれるなんて。うっとり。
そこでもらってきたパンフレットによると、チェンライで栽培しているお茶もあるらしい。
すでに美味しいウーロン茶とジャスミン茶を確保してあるので、せっかくなら気分を出してみようと、急須と湯のみを買って来た。
湯のみは日本のものより小ぶりで、一口サイズ。
これが結構便利で、熱々のうちに飲めてしまう。もう一杯!とお代わりすると、急須のお茶はまだ熱々。
今まではタイのお茶愛好家を真似て、マグカップにお茶の葉を突っ込んでお湯を注いで飲んでいたけれど、それだと飲める温度に下がってから飲み始めると最後の方は完全に冷めてしまっていた。
急須は保温性が高いらしい。タイの暑さだから余計にそうなのかもしれないけれど、最後の一杯まで温かいうちに楽しめるとはうれしいことである。
ちょっと気になるのが、急須の蓋を本体と結んでいる赤い糸。展示用に落ちないように結んであるのかと思ったのだけれど、とてもしっかり結びつけてあって、それがきれいな飾り結び。はさみを使わないと切ることができない。
そのまま使うんじゃないの?という意見を採用してそのまま使っているけれど、洗うときなどちょっと不便。やっぱりこの糸は切るのだろうか?
Posted by てんも at 05時11分 パーマリンク
2006年05月08日(月)
ジャスミンティとウーロン茶 [タイ料理]
近所に飲茶のお店ができたのは、もう1年も前のことだと思う。
その店の看板は、飲茶からたつ湯気をモチーフにして丸い円を重ねているのだけれど、なぜか茶色なので、私はずっとコーヒー屋さんだと思っていた。だから立ち寄ったことはなかった。
しかし、通りに面して大きな「ティムサム(飲茶)」という看板を出すようになり、ようやく私にもお店の正体が分かった。
そこでさっそく行ってみた。
タイの地方で飲茶と言ってもぴんと来ないけれど、シーフードが簡単に手に入る海辺の町で、エビやカニの身を使用した団子やシューマイが美味しく作れるのは当たり前のことだった。
そして、何気なく頼んだウーロン茶に感動。
家でも熱々のお茶を口にすることはあったけれど、緑茶だけ。ウーロン茶は久しぶり。
口に含んだとたん脂肪分の分解が始まりそうな、ほのかな渋味と酸味。体中でお茶を吸収した、という充実感があった。
食後数時間しても、ウーロン茶ののど越しが忘れられず、その後も、お茶が飲みたくてその飲茶に通ってしまったほど。
たびたび付き合わされる飲茶に閉口したぷーちゃんが職場のお茶好き先生に「これはおいしい」と教えてもらい、ウーロン茶葉を買ってきてくれた。
ウーロン茶が並ぶお茶売り場には、100g100バーツ台のお茶の葉が並んでいるが、これは100g350バーツする。売り場の最高級品である。
精選・極品 中国福建烏龍茶 高山茶
と書いてある。
一口飲んで、叫んでしまった。
「お店のと同じだ!」
香りも味も、申し分ない。さすがお茶好き先生推薦である。
ついでなので、ジャスミンティも購入。こちらももちろん、良い香り。
楽しいお茶生活が始まった。
Posted by てんも at 08時09分 パーマリンク
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