2006年05月04日(木)
常連さんのが一枚上手だったのだ [アメージングタイランド]
おいしいカオマンガイのお店がある。
カオマンガイ専門で、いつもお客さんで満員。
そこはチキンもおいしいし、スープも絶妙だし、付け合せのきゅうりとしょうががまた絶品。要するに全部が美味しいのだ。
そして、ここには「ガイ・クア」という料理もある。
鶏肉としょうがをフライパンで長時間炒ったもので、チリチリになった鶏肉には、肉のうまみが凝縮している。
その店の隣に、これまたおいしいコーヒー屋さんがあって、そこのコーヒーを飲みながらカオマンガイを食べるのが至福のひと時なんである。
このコーヒー屋さんでは、いつもアイス・ブルーマウンテンを頼む。ここのコーヒーは香りが良い。近所のお金持ちも買いに来るので、コーヒー屋さんの前にはいつもベンツが泊まっている。
このお店はコーヒーだけじゃなくて、レモンジュースもおいしい。
先日、気分を変えて、アイスレモンティーを頼んだ。
すると「マナオを切らしちゃって・・・」とのこと。残念。
仕方ないのでコーヒーを頼んだ。
しばらくすると、常連さんがやって来てレモンジュースを頼んだ。
お店のおばちゃんが「マナオが・・・」と言いかけるのをさえぎり、常連さんは言った。
「そんなことだろうと思って、マナオ持って来たよ。昨日もなかったから、多分今日もないだろうと思ったんだ。でもどうしても飲みたかったら持ってきた。これで作ってよ」
う〜ん。すごい。
自分の家の台所の様な利用法。常連さんに愛されている店だからこそ、の風景だと思った。
Posted by てんも at 14時52分 パーマリンク
2006年05月03日(水)
三井住友銀行の謎 [タイで仕事]
取引銀行として利用開始したとたんに
業務停止命令なんて受けている三井住友銀行に関する謎。
英語では、三井ではなく、住友が先に来る。
SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION
略称はSMBC。
タイ語でも、スミトモ・・・で始まっている。
でも、日本語では三井住友銀行。
なんで?
Posted by てんも at 19時41分 パーマリンク
2006年05月02日(火)
タイと日本は近くてよかった [タイで仕事]
仕事の関係で知り合ったタイ人女性は、50歳半ば。
外見はタイとアメリカのハーフにしか見えない。
しかし、正真正銘の100%タイ人である。
でも顔はすごくアメリカ人ぽい。
お化粧のせいだろうか。
彼女の立ち居振る舞い、「オゥ」と大げさに肩をすくめる仕草、言葉の半分ぐらいが英単語になっている不思議な話し方、それらが彼女の外人オーラの元になっているようだ。
それもそのはず。彼女は20代でアメリカに嫁ぎ、それ以来一度もタイに帰って来たことがなかったという。
実に30年ぶりのタイ帰国。
だからタイ語よりも英語の方が口がなめらかで楽に発音できるらしい。
30年一度も故郷に帰らずに異国で暮らす。
しかも、最初のご主人とは死に別れ、再婚している。
一昔前、外国人と結婚して外国に暮らすということは、こういうことだったのだろう。
家族とはもう2度と会えないかもしれない、という決意を胸に海を渡ったのだろう。
飛行機で10時間以上かかるアメリカはやっぱり遠いのだと思う。妹に連れられて初めてMKスキーを食べてきたという彼女は「アロイ」と微笑んだ。そのおどけた様な顔と彼女の周りで笑う妹家族の優しそうな笑顔に救われた。
彼女が久しぶりのタイを楽しめますように。
タイと日本は飛行機でたったの6時間。
今の時代に生まれて、結婚相手がタイ人でよかった。としみじみ思った出来事だった。
Posted by てんも at 01時36分 パーマリンク
2006年05月01日(月)
学期末試験を受ける [タイで勉強]
学期末試験があった。
一緒に試験を受ける予定の会社スタッフに聞かれた。
「どんな洋服を着て行きますか?」
「??」
普通にラフな格好で行こうと思っていたのだけれど、はっと気づけば、ここはタイ。
大学生は黒いスカートに白いシャツ。
試験票にも、「テンガーイ・スパープ」と書いてある。
きちんとした服装で。
カジュアルではいけない。ズボンなんてもってのほか。
らしい。
仕方ないので、グレーのタイトスカートに白いシャツで参加。精一杯学生に近い服である。
会場についてみると、通信大学だけあって、さすがにバラエティに富んだ面々だった。
定番の黒スカートに白いブラウスという女子大生ルックもいれば、学校の先生風な人、会計事務所勤務といった感じの人、男性ではサンダル履きもいたし、お坊さんもいた。
次回からは、Tシャツを避ければOKだな、ということも確認。
試験は1日2教科。1教科3時間・・・長い。
しかも、筆記試験はボールペン使用である。
これが慣れなくてつらい。どんどん書いて間違ったら消しゴムで消したいのにそれができない。
書き間違えないように、と変なところで緊張するし時間も使うし。
でも、全力を尽くした後はさわやかな疲労感。
合格しているかどうか分からないけれど、新しい教科の教科書はもう届いている。先に進むとしようか。
Posted by てんも at 05時01分 パーマリンク
2006年04月30日(日)
1年に1度の昇給の季節 [タイで仕事]
わが社では毎年の4月を昇給の時期としている。
昨日が新しい給料で支給した最初の日。
心なしか、みんなの顔もいつも以上にニコニコ。
一般的に言って、若いタイ人従業員の場合、3%とか4%とかの率で昇給していくと、毎年の昇給が数百バーツにしかならない。
しかし、そこに昇格が加わると、一気に給料がアップする。
たとえば、ある会社では、こんなシステムになっている。
初任給8000バーツで入社して、2年間スタッフとして働いた後、スーパーバイザーに昇格すれば、スーパーバイザーのスタートは12000バーツ。一気に3000バーツほどの昇給が実現できる。
でも、数多いスタッフの中で昇格できるのはほんの一握り。
昇格できなかったスタッフは涙を呑んで、数百バーツの昇給に甘んじる・・・わけがなくて、それまでの経験を売りに、別の会社でもっと上の地位、もっと多い給料を目指す。
そういう構造なので、タイ人は転職が多い、というのも一概に転職する人だけを責めるわけにはいかない。
さらには、その職場がどれだけ働きやすいか、働きがいがあるか、そういう要素だって重要なのだから。
さて、今年のわが社は、以前からスタッフの頑張りに見合うように
「これくらいは出してあげたい」
と考えていた額があったので、いろいろ検討した結果、そこに落ち着いた。
数千バーツのアップと言うわけにはいかないけれど、そこそこのアップ。
まだまだ、「それくらいは自分で解決してほしい」っていうところで「できません」とあきらめるのが早かったり、
まさかと思うところで妙なミスをされてびっくり仰天させられたり、いろいろあるけれど、それでも彼女達は本当によく働いてくれている。
仕事が終わらなければ、家に持ち帰ってやってくる。
忙しい時期には言わなくても休日出勤してくれる。
しかも、それを当然のことと思っている。
そんな彼女達に支えられて、ここまで来たな、と感謝の思い。
また1年間頑張って、来年はもっともっといっぱい給料を支払えるように、会社も頑張らないといけないし、彼女達自身も成長しなければいけない。
そして、その両方を実現させるためには、私自身ももっともっと大きく成長しなくてはいけない。
そんな決意を新たにした。
Posted by てんも at 20時12分 パーマリンク
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