2006年05月27日(土)
拾う神に救われた [タイで生活]
激動の一日だった。仕事で失敗をした。
どの業種でも同じだと思うけれど、形のない「サービス」を提供していると、特に感じることがある。
それは、お客さんが買ってくれるのは「サービス」の内容だけではなく、サービスを利用することによって得られる「信頼感」「満足感」「安心感」などの心地良い感情なのだ、ということ。
だからこそ、一つの失敗によって、提供したサービス全体に対する信頼が一瞬で失われてしまう。それまでその仕事にかけたエネルギーも、無になってしまう。
質の良いサービスを提供しているのだ、という自分自身の自信と誇りも、ガラガラと音を立てて崩れる。自分の能力に対する不安が頭を持ち上げる。
がっくりしながらも、必死で考えた。ミスをして落ち込んでいるだけでもしょうがない。この失敗から何を学べるのか?
「ピンチの時こそプラス感情」
という最近気になった言葉をつぶやきながら、頭を回転させた。
そして分かった今日のミスの原因。これは今の私がもう一つ上のレベルに進むためのハードル。技術的というよりは精神的な部分で、私に足りないものがあった。今からはその欠点を意識していこう。
そんなこんなで、かなり消耗した一日だったけれど、最後の最後にとても嬉しいことが立て続けに起こって、嬉しい驚きだった。これで元気が出たから、明日からまた全力で仕事に取り組もう。もう決して、クライアントを不安な気持ちにさせないように。私自身と会社が成長していくのだ。
Posted by てんも at 00時59分