2006年07月22日(土)
自分の心がすべてを決めるのだな [タイで生活]
友人と飲茶でおしゃべり。楽しいひと時を過ごしていた。
すると、珍しいことに日本人の親子連れが入ってきた。
ここの飲茶は結構おいしいし、価格も1品17バーツ均一。
シューマイなら、豚シューマイが3個、えびシューマイは2個がセットになってこの値段である。
ついでに私は先日メンバーカードまで作ってしまったので、さらに5%引きしてもらえる。
それはいいのだが、とにかくお店に入ってきた親子連れ。
入り口のところでちょっと戸惑っていた。というのも、その店には飲み物にタイ語のメニューしかなく、飲茶にいたっては席に座る前にガラスケースに並んでいる飲茶を指差して店員さんに蒸してもらうシステム。
そのシステムを知らないと、戸惑ってしまうのだ。
店員さんも、地元の素朴な若い子なので英語も話せず、カウンターから一歩後退して傍目にも外人のお客さんにドキドキしちゃっているのがわかる。気まずい空気である。
よっぽど、「食べたいものを指せばいいんですよ」と言おうと思ったのだけれど、私が座っている位置はカウンターから離れていることもあって、そこまででしゃばっていいものか、一瞬躊躇した。その間に親子連れは店から出て行ってしまった。
すっごくおいしい飲茶なのに。残念だった。
それでシンガポールでの出来事を思い出した。
シンガポールの電車の駅で、乗り放題切符を買うのに並んでいたら、前に並んでいた日本人の女の子二人が
「もうやだよー。また怒ってるよ。シンガポール人怖い」
といって立ち去ったのだ。
そんなことを聞いたのでちょっと怖くなって恐る恐るカウンターをのぞくと、おばちゃんが一人無表情に座っている。
「ハイ」と笑いかけると、無表情が崩れて笑顔を見せてくれた。なんだ、怖くないじゃん。と思った。
相手に笑って欲しかったら、まずは自分から。
言葉が通じないというのはとても怖いことだけれど、人間同士、ボディランゲージだけでもわかることはある。
「怖い」と思いながら接すると、相手もこちらを怖いと思ってお互い怖い顔になってしまう。
「笑顔」で挨拶すれば、相手もほっとして笑顔を見せてくれる。
微笑みの国タイで、笑顔の重要性を感じた。
Posted by てんも at 09時14分