2006年07月08日(土)
出家したいというスタッフの話 [タイで仕事]
スタッフが辞表を出して、会社を辞めたいと行った。
最近少し様子がおかしいと思っていたので、あまり驚きはしなかったけれど、彼女にいったい何が起こったのか、知りたかった。
「新しい仕事は?もう見つかったの?」
「まだです。私には行くところがありません」
「・・・。今度もITの仕事がいいの?」
「もうITは選ばないと思います。でも、どの分野で仕事を探せばいいかわからなくて」
「・・・??」
「もう出家して尼になりたい・・・」
そう言って涙ぐむスタッフ。
いったい何が彼女をそこまで追い詰めたのだろうか。
普通、新しい就職先が決まっていても、会社や上司にはそれを伝えないことが多い。それがタイ人なりの礼儀というか、そういうことになっている。
たいていは、「親の仕事を手伝う」「留学する」などという理由で会社を辞め、新しい会社に移る。
でも、今回の場合それはないようだ。
彼女は仕事を休んでいない。別の会社に面接に行く機会はなかった。
だけど、会社を辞めて、しばらくゆっくりしたいのだという。
正直、彼女に次の仕事先が決まっている方がまだよかった。
次の仕事が決まってもいないのに、会社を辞めたい、というと、いったい何が原因なのか、彼女はこれからどうするのか、いろんなことが気になる。
彼女の話を聞いていて感じたのは、彼女自身、自分の感情を理解できず、混乱しているということ。
タイ語でいう、サップソン・チーウィット・トゥア・エーン
という状態になっている。
彼女以外のスタッフと話をしてみた。
そして分かったこと。
私を含む全員が、「実は彼女を追い詰めたのは自分なのかもしれない」という心配をしていた、ということ。
上司は、仕事の量が多すぎただろうか、叱りすぎただろうか、と気にしていた。
同僚は、自分の何気ない一言が彼女を傷つけてしまったのだろうか、と気にしていた。
みんな彼女を心配して、彼女のことを気にかけて、そして彼女のことで胸を痛めていた。
優しい空間だな、と思った。
だから、結論を出した。
本当のことは彼女自身にも分かっていない状態で、みんなで彼女の悩みに巻き込まれる必要はない。
組織の再編を含めた会社の今後について、考えよう。
今年後半をどういう年にしたいのか。これからどうして行きたいのか。せっかくの機会だから、考えてみようと思う。
Posted by てんも at 10時42分 パーマリンク
2006年07月07日(金)
七夕。 [タイで生活]
今日は七夕。
子供の頃からこの日が大好き。
ひこぼしとおりひめの物語がロマンティックで、せつなくて。
タイにいると、日本の祝祭日に縁遠くなるけれど、この日だけは特別。
「あ〜、七夕さまだな。」
と、空を見上げてみたりする。
日本の祝祭日に縁遠い割りにタイの祝祭日にも疎い。
私が愛用しているAIAの卓上カレンダー(書き込むスペースが結構あって、絵柄もきれい)は、祝日が控え目に(?)載っているので、うっかりすると、直前まで祝日の存在に気づかないこともある。
と言うわけで、来週のタイは月・火が連休らしい。
土曜日から数えると4連休。
長いなぁ。
Posted by てんも at 10時43分 パーマリンク
2006年07月06日(木)
公共料金の支払い方法 [タイで生活]
先日のうえのさんの日記にヒントをいただいて、作ってみた。
タイの公共料金の支払い方法
電気、水道、電話すべてセブンイレブンや郵便局で支払えることが判明。調べてみると、結構便利な世の中になっていた。
電気局で水道料金を、水道局で電気料金を支払うことができるのも、初めて知った面白い仕組み。
ついでに勢いで作ってみたのが、タイの銀行リスト。
アジア銀行(タナカーン・エーシア)はいつのまにか、UOB銀行になっていた。
Posted by てんも at 00時27分 パーマリンク
2006年07月05日(水)
病気休暇の理由 [アメージングタイランド]
わが社のスタッフは、そろいもそろって体が丈夫。
滅多なことでは風邪をひかない。
これは素晴らしいことだと思う。
しかーし、月に一度は必ず誰かが病気休暇を取る。
それも、朝、消え入りそうな声で電話をかけてくる。
「今日、休ませてください・・・」
「まーた、食べたの?」
「・・・はい」
「お腹壊すってわかってて、なんで食べるのかな〜?」
「だって、おいしいんですぅ」
・・・本当に、何度お腹を壊しても懲りない。
ひょっとして、お腹壊してダイエットを狙ってる?
でも、本人は痛そうである。
「薬は?飲んだの?」
「はい。これからです」
「早く薬飲んで寝なさい」
「多分、寝れないと思います。トイレから出られません・・・」
まーったく。後で苦しむ分かってて、どうして食べるのかなぁ。
激辛のソムタム。
Posted by てんも at 10時55分 パーマリンク
2006年07月04日(火)
新装開店・パン屋さん [タイで生活]
大学で事務員をしていた女の子が、パン屋さんを始めた。
そして、挨拶代わりに職場にパンを持ってきてくれた、と言ってぷーちゃんがケーキ箱いっぱいのシフォンケーキを持ち帰って来てくれたのは3ヶ月も前のこと。
そのシフォンケーキはとってもおいしかった。
タイのシフォンケーキといえば、3角形でクリームをはさんであるのが定番。それが白い紙に包装されているのだ。
そのパン屋さんのは、クリームをはさむ前にシフォンに薄くジャムを塗っている。
すると、どうなるか。
きれいな縁取りが出来て、見た目にも鮮やかで、味にもアクセントが付いて、ただのシフォンケーキが、この店のオリジナルケーキになった。
味もバラエティに富んでいる。
ストロベリー、コーヒー、バニラ、ブルーベリー、バイトゥーイ、ミックス。
昨日は職場の先生達が車で30分のそのお店に買出しに行ったらしい。またまたぷーちゃんが持って帰ってきてくれた。
最近流行りのコーヒーパンも作っていて、これがうちの近所で売っているのより数倍もおいしい。最高である。聞くと、その子が自分で焼いているという。
とてもおいしい。アイディアも抜群。
しかし、心配事が一つ。
今までにも何度も体験してきたことだけれど、タイで「おいしい!」という店は、突然前触れもなく、終了してしまうことがある。
今回の彼女も、家が裕福で、お金には困っていないらしい。
「趣味」の店である。数ヶ月も続いている、というのは素晴らしいことだけれど、油断はできない。
さっそく、今週末に行って買いだめしてこようと思う。
Posted by てんも at 12時30分 パーマリンク
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