2006年03月03日(金)
タイ人の商売 [タイで生活]
よく利用する薬局がある。
ぷーちゃんの同級生のお店で、とても居心地の良いお店。
店主の人柄が表れていて、清潔で、珍しい商品も並んでいて、薬を買いに行くたびに、ついつい長居してしまう、そんなお店。
近所の人が来ては、薬剤師の彼にいろいろ相談したり、世間話をしている。
とても穏やかで、優しいタイプの人なのだ。
その彼は、同級生であるぷーちゃんとその妻の私からは決して利益を取ろうとしない。
他の店で60バーツで売っている薬をニコニコと40バーツで売ってくれたりする。
先日は申し訳なさそうな顔をして言った。
「これ、原価は50バーツなんだけど、ガソリン代だけ上乗せさせてね」
・・・。
もちろんだよ。ガソリン代と言わず、利益もきっちり取ってよ。
私たちは薬の値段が20バーツ30バーツ安くなったら嬉しいけれど、それほど生活に影響が出るわけではない。それよりも、そんな商売を続けてお店が継続しないと困るよ。
彼はまったくの好意で安くしてくれているので、もっと高く売れとも言えず、いっつもありがとって言って帰ってくるんだけど、でも、いつも心配になる。どうかあのお店が、いつまでもいつまでも、あの場所にありますように。
Posted by てんも at 06時58分