2006年03月05日(日)
携帯電話のバッテリー [タイで生活]
わがオフィスのスタッフは、外出先の肝心な場面でバッテリー切れにより携帯電話が使えなくなることが多い。
一応オフィスには全員の携帯電話に対応するそれぞれの充電器が用意されているので、充電してから外出すれば問題ないのだけれど、
それを「忘れました」という。
先日銀行で電話中だった女子大生が「そろそろバッテリー切れるから手短に話して」と言っているのを聞いて、どこも同じだなぁと思った。
すると、隣にいたぷーちゃんが面白いことを言った。
「うちのスタッフもあの女子大生も、ハイドライド電池とリチウム電池を勘違いしているんじゃない?電池がなくなるまで使わないと電池の寿命が短くなるハイドライド電池はもう携帯電話には使われていないのになぁ」
???「なに?」
思わず聞き返すと、詳しく説明してくれた。
以前携帯電話のバッテリーは、なるべく使い切るまで使ってそれから満タンになるまで充電しないと、寿命が短くなると言われていた。これはニッケルメタルハイドライド電池で、日本ではニカド電池。タイではタン・ハイドライドと呼ばれているもの。
今携帯電話のバッテリーの主流は、リチウム電池になっているらしい。これは、少し使った後に充電を繰り返しても、電池の寿命に影響しないんだそうだ。
知らなかった・・・。私も、携帯のバッテリーはなるべく使い切ってから、と理解していた。
と、伝えると、ぷーちゃんは頭を抱えている。
「まさか奥さんまでそんな理解をしていたとは・・・」
携帯電話のバッテリーがいつのまにかそんな進化を遂げていたなんて、知らないよ。
明日さっそくスタッフに教えてあげよう。
Posted by てんも at 09時52分 パーマリンク
2006年03月04日(土)
カバンの中身 [タイで生活]
どこかに行くとき、手ぶらでふらりと出かけられる人ノ憧れる。たまにいるのだ。お財布と携帯電話をポケットに突っ込んで、手ぶらで歩く人。
なのに私は大荷物。どこに行くにも、重いカバンをぶら下げて行く。いつも友人はあきれて笑う。そして聞いてくる。
「一体何が入っているの?」
「何が」と聞かれても、必需品しか入ってないよ。
ジョンソン&ジョンソンの虫よけローション(ミニボトル)
異様にタイの蚊に好かれてしまい、しかもやられると、怖いほどに腫れ上がってしまう。だから、蚊対策は絶対必要。いつ、どこで蚊のいる場所に行くか分からないから、カバンに入れておく。昼食のレストランや屋台で、夕方の市場で、危ないな、と思った時にはすぐに取り出して塗る。
オロナイン軟膏(虫さされかゆみ、炎症の改善)(ミニケース)
それでもさされてしまった時、赤くはれてかゆみが治まらない患部にひと塗りすると、症状が治まる。これがないと、かゆくてかゆくて、かいてしまい、さらに腫れる、という恐怖の悪循環に陥ってしまうのだ。
日焼け止め(ミニボトル)
これも、持ち歩かないわけには行かない。
以前会社勤めをしていた時は、昼食はお弁当や社員食堂で済ませていて、日中に出歩くことはなかったので、必要なかったが、今は昼食時くらい体を動かそうと、外に食べに出るようにしているので、直射日光浴びまくりである。だからこれも必需品。
痛み止め
急に歯が痛くなったり、おなかが痛くなったり、の時のために。
手帳
お小遣い帳・家計簿・スケジュール管理を兼ねているので、持ち歩いて何か買うたびにメモしている。
パスポート・ワークパーミット
意外に必要になる場面があったりして、持ち歩いていると便利なのだ。ただし、なくすと困るから、そろそろ持ち歩くのはコピーにしようと思っている。
携帯電話
ぷーちゃんが、「化石」と呼ばれていた私のお気に入り(落としても壊れない頑丈なところが素晴らしいと思う)ノキアを、日本語でメッセージが送れるボーダフォンにしてくれたので、重さは変わらないけれど、結構なサイズ。
鍵
車と自宅とオフィスの鍵が、安全のためにそれぞれ2,3種類あるので、これをあわせるとすごいボリュームになる。
お財布
2年前の誕生日に、友人がプレゼントしてくれたポケットがたくさんついている便利なお財布。でも、これも結構なボリューム。
以上が基本のお出かけセットである。
今ながめてみても、どれも必需品で、持ち歩かないわけにはいかない。
昔、何かの漫画で、長女は何でも持ち歩くから、カバンが重いっていう場面があったような気がする。私は典型的な長女タイプなのだ。
Posted by てんも at 05時27分 パーマリンク
2006年03月03日(金)
タイ人の商売 [タイで生活]
よく利用する薬局がある。
ぷーちゃんの同級生のお店で、とても居心地の良いお店。
店主の人柄が表れていて、清潔で、珍しい商品も並んでいて、薬を買いに行くたびに、ついつい長居してしまう、そんなお店。
近所の人が来ては、薬剤師の彼にいろいろ相談したり、世間話をしている。
とても穏やかで、優しいタイプの人なのだ。
その彼は、同級生であるぷーちゃんとその妻の私からは決して利益を取ろうとしない。
他の店で60バーツで売っている薬をニコニコと40バーツで売ってくれたりする。
先日は申し訳なさそうな顔をして言った。
「これ、原価は50バーツなんだけど、ガソリン代だけ上乗せさせてね」
・・・。
もちろんだよ。ガソリン代と言わず、利益もきっちり取ってよ。
私たちは薬の値段が20バーツ30バーツ安くなったら嬉しいけれど、それほど生活に影響が出るわけではない。それよりも、そんな商売を続けてお店が継続しないと困るよ。
彼はまったくの好意で安くしてくれているので、もっと高く売れとも言えず、いっつもありがとって言って帰ってくるんだけど、でも、いつも心配になる。どうかあのお店が、いつまでもいつまでも、あの場所にありますように。
Posted by てんも at 06時58分 パーマリンク
2006年03月02日(木)
最近気になる怖いこと [タイで生活]
日本のニュースサイトでは、たまに見かけるけれど、もうそれほど深刻さを感じなくなってしまった、「鳥インフルエンザ」に関連して、最近気になること2点。
1.最近、道路に鳥の死骸をみかけるようになった。
大量ではなくて、ポツリと一羽だけ落ちているのだけれど、今までにはなかったことなので、少し気になる。
2.最近、風邪に似た症状で病院に行くと、医師に必ず、
「お宅では鳥を飼っていますか?」と聞かれる。
もしかすると、医療業界では、かなりの警戒態勢が取られているのかもしれない。
そういえば、鳥インフルエンザが最初に知られるようになった頃、最初は沈黙していたタイ政府が重い腰をあげて発表した鳥インフルエンザの発生状況マップによると、チョンブリ県はレッドゾーンだったっけ。
鳥から人へ感染する例がいまだにポツポツ発見されているようだけれど、突然変異して、人から人へ感染するようになると恐ろしいことになるらしい。
そんなことにならないように祈りつつ、鶏肉は平気で食べている今日この頃。
Posted by てんも at 00時12分 パーマリンク
2006年03月01日(水)
スタッフの失踪 [タイで仕事]
月曜日にオフィスに到着すると、来ているはずのスタッフの姿が見えない。
あれ?今日彼女は休みだっけ?
しかし、休暇届は出ていない。
寝坊したかな?
しかし、30分たっても現われない。
携帯電話に電話をかけても通じない。
別のスタッフに尋ねてみても、なぜ出社しないのか分からないという。
彼女の友達に連絡をしてもらうと、嫌なことが分かった。
彼女は金曜の夜に近所に引越しをしたらしい。
そして、その後彼女と連絡を取った人はいない。
連絡網の様に、知り合いから知り合いに連絡をするが、誰も彼女の居場所を知らない。
彼女の恋人ですら、居場所が分からない。という。
携帯電話が通じないから、どこにいるのか分からないのだ。
彼女の恋人は言った。「午後から会社を休んで彼女の新居に様子を見に行ってみます」
嫌なパターンになってきたな、と思った。
こういう場合、本人は連絡が取れない状態になっていることが多い。事故に遭って病院にいるとか、最悪の場合は、もっと別の場所にいるとか。
タイで事故に遭った場合、病院や警察から本人の家族や関係者に連絡が来ることはまずない。だから行方不明になった人がいたら、家族や友人が、病院や警察に問い合わせの電話をする。
昔勤務していた会社で何度か見てきたことだった。
もしかして、大怪我をして入院しているかもしれない。
彼女の社会保険の指定病院をはじめとして、近隣の病院に片端から電話をかける。知人を通じて警察にも問い合わせの電話をした。
そんなこんなで、みんななんとなく仕事に集中できない状態が半日続き、午後になって、本人から連絡が入った。
引越しの片付けが終わらず、徹夜したので疲労困憊寝込んでいたのだという。
様子を見に行った恋人が発見して、すぐに会社に連絡をくれた。
「すみませーん」
という本人の声を聞いて、力が抜けた。
まずは一安心である。
翌日、友人や恋人からたっぷり叱られた、という本人に、今度やったらボーナス半分カットね。ときつーいお灸。
でも、無事でいてくれて、本当によかった。
Posted by てんも at 00時16分 パーマリンク
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