2007年01月08日(月)
オクラ騒動 [タイで生活]

ガジアップ・デーン(ローゼル)の花。
夜遅く、日本留学経験のあるタイ人の友人から電話で、「ナム・ガジアップ」は日本語でなんと言うのだと聞かれた。
いきなりなんのこっちゃ、と思ったら、同じく日本留学経験のあるラオス人と飲んでいて、なぜか「ナム・ガジアップ」の話になったらしい。ところがそのラオス人はいくらタイ語で説明しても「ナム・ガジアップ」が分からないという。
だから仕方ないので日本語で説明をしたいのだ、ということだった。
確かに、日本留学経験のあるタイ人とラオス人は日本語を媒体としてもコミュニケーションできるのである。
それでナム・ガジアップなのだけれど、これは私の健康オタク仲間であるモーリさん(夫母)がたまに「体にいいから飲みなさい」と差し入れてくれる甘酸っぱい赤いジュースである。
しかし、これを日本語でなんと呼ぶかなんて考えたことがなかった。困った。
そこでウェブサイトと辞書で調べてみると、そういえばガジアップはオクラだった。
ガーン。ガジアップとナム・ガジアップが頭の中で全く結びついていなかった。
しかし、あの緑色のオクラからあんな赤いジュースができるのであろうか。タイ語サイトで調べるとナム・ガジアップはガジアップ・デーンで作るのだという。デーンは赤色。
つまり、赤いオクラである。赤いオクラなどあるのか!?と半信半疑で今度は日本のサイトを確認すると、あったあった。
「赤オクラ」という赤いオクラがあるのだった。
そうか、赤いオクラの花からできいていたのか・・・。
さっそく友人にオクラだと伝える。
友人は、「あー、そうだそうだ、オクラだ。サンキュー」と電話を切った。
しかし、何か腑に落ちず、引き続き日本語サイトを調べていると、ナム・ガジアップは赤オクラの花ではなく、ローゼルという花から作っているらしい。
オクラもローゼルもハイビスカス属で仲間であり、ローゼルティーは別名ハイビスカス・ティーと呼ばれていることも分かった。
タイ語ではオクラをガジアップ
ローゼルをガジアップ・デーン
と呼んでいるのであった。
そうか、あのモーリさんが作ってくれるジュースはアイス・ハイビスカス・ティーだったのか・・・ナム・ガジアップのイメージが大幅アップである。
それにしても、ハイビスカス・ティーを「赤オクラのお茶」と説明されてしまったラオス人は、ナム・ガジアップを正しく理解できただろうか・・・
Posted by てんも at 00時49分