2007年04月08日(日)
会計用語の理解 [タイで勉強]
会計を理解したいのだけど、本を読んでもさっぱり分からず、これはもう基礎から勉強するしかない!と簿記の勉強と平行してタイの通信大学に入学して1年半が経過した。
当然のことながら、日本の簿記とタイの経理学部の内容は似てはいるが、同一ではない。タイ語の専門用語に該当する日本語が分からない。せっかくだから、タイ語と日本語両方で内容を理解したいのだが、同時進行するのは難しいようだ。
英語経由で日本語を調べたり専門辞書で確認したりしたが、それも限界がある。要は私に日本語の会計専門知識が不足しているのだ。
そこで、まずはタイ語で理解することを優先してみた。理論も計算方法も、全てタイ語で覚える。「理解」は後回し。計算法を覚えこむ。丸暗記である。かなり強引な勉強法だし、何よりこの方法は応用が効かない。
それでも、タイ語で理解したことを、後から簿記の勉強をすることにより日本語でも理解すれば、頭の中で単語と単語が結びつくのでは・・・と想像したのだ。
脳みそで、丸ごと飲み込んだ知識が消化されたとき、頭の中で知識の再整理が行われるような気がした。
そしてついに昨日、決算書を眺めていて、今までずっと「日本語ではなんというのだろう」と気にかかっていながら分からなかった言葉の「日本語訳」が頭に浮かんだ。
「タット・バンチー」という動詞。それがどういう動作を示すのかは分かるけれど、日本語が分からない。そんな状態だったのが、「こういう作業を確か日本語では『償却する』というのではなかったか・・・」とひらめいたのだ。
詰め込んできた知識が頭の中で体系化されてきたのだろうか。
この瞬間を待っていた。一筋の明かりが見えた気がした。
=追記=
日本・タイの経理用語に詳しい方に教えていただいたところによると、タット・バンチーは「償却」よりも「除却」という言葉がふさわしいということ。まだまだ、会計を理解するまでの道のりは遠いけれど、「コツコツが勝つコツ」を合言葉に一歩ずつ進んでいこうと思う。
Posted by てんも at 00時04分