2007年07月30日(月)
農薬と虫の関係 [タイの野菜・地産地消]
タイの野菜は大量の農薬が使用されていて危ない、とよく聞くが、ならばどうすれば良いのか、その対策はいまいち分からない。モーリさん(夫母)は買ってきた野菜を30分以上水につけている。塩水につけるという人もいる。
友人に教えてもらって、市場ではなるべく虫食いの多いものを選んでいる。最近利用している店は虫食い率が非常に多い。つまりは農薬の使用が少ないのだろう、と楽観的に考えることにしている。
先日買ってきた白菜は、縦に割ったら柔らかい葉に黄色のゼリー状のものがびっしりついていた。虫の卵だろうか。水で洗ってもなかなか落ちず、結局その部分を切り落として使ったら1/4ぐらい減ってしまった。安全な野菜を食べたいと言いながら、虫との共存はできない自分の軟弱さを痛感。
タイで家庭菜園をしている人が、無農薬で育てた丸ナスを収穫して「さぁ食べよう」と張り切って包丁を入れたところ、中が虫だらけでがっかりした、と言っていた。農薬を全く使わないで野菜を育てることは、きっとすごく難しいのだと思う。人間が美味しいと思う野菜は、虫にとってもきっと美味しいのだ。
日本で家庭菜園をしている人は、「大量生産しようと思うと安全のためにかなりの量の農薬散布が必要だが、自分で食べる分であれば農薬を加減して使用することができる。」と言っていた。
趣味と実益を兼ねた家庭菜園。それがひとつのヒントなのかな。
Posted by てんも at 00時34分