2007年12月08日(土)
将来の私たち [タイで生活]
タイは暮らしやすい国だとはいえ、外国人が生活する上ではそれなりの面倒な決まり事がある。
外国人がタイで暮らすには滞在許可が必要だ。ビザと呼ばれるものである。
タイ人と結婚している場合「配偶者ビザ」が発給されるが、これは1年に1度更新が必要でその度に手数料を支払い、婚姻証明書や子の出生証明書など、膨大なしかも毎年全く同じ書類を提出しなければならない。タイの役所はペーパレスとは無縁のようだ。
タイで仕事をするには滞在許可の他に就労許可が必要だ。ワークパーミットと呼ばれるものである。
こちらも1年から3年ごとの更新が必要で、更新手数料を支払い、会社側が膨大なそしてまた毎年同じ書類を用意しなければならない。
さらに、タイ滞在中の外国人は90日ごとに入国管理局に出頭し、自身の所在を報告しなければならない。これは手数料はかからないが、うっかり90日を過ぎると罰金をとられる。
一時帰国などでタイを離れる際には、保有している資格を継続するために「再入国許可」を取得する必要がある。
これらはタイに在住している外国人に限らず、多かれ少なかれどこの国でも外国人に対して課せられるルールだと思う。
でも、非常に面倒である。さらに結構な費用がかかる。
そして何よりも「外国人」として生活することの危うさを意識させられる。
政府の方針次第では、どんな「許可証」だって失効、今の生活を続けられなくなる可能性も否定できない。
そんなことを考えるとたどり着く結論が、「タイ国籍の取得」
そうなのだ。いろいろな面倒な手続きは全て「外国人であること」が原因で発生しているのだ。それならばいっそのこと「タイ人」になってしまえばいい。そうすれば、外国人には就労を許されていない専門職に就くことも、土地を所有することもできるのだ。
以前だったら極論に思え、真面目に考えようともしなかった選択肢が、とても現実味を帯びた選択肢に見えてきた今日この頃。
同じ環境にいるお友達と話すときも、なぜか自然にこんな話になってしまったりする。
Posted by てんも at 00時33分