2007年12月05日(水)
タイの父の日 [タイで生活]
12月5日はタイの父の日。タイ国民が敬愛するプミポン国王のお誕生日であり、タイの父の日でもあるのだ。
毎年、父の日と母の日は、子供達が集まってお父さんとお母さんにプレゼントを渡したり、外食に出かけたりする。
実は今年の母の日(8月12日)はちょっとした失敗をしてしまった。旦那さんに任せていたら、モーリさん(夫母)を食事に誘う時間が遅くなってしまい、親戚のお姉さんに先を越されてしまったのだ。
昼過ぎに電話をかけたら両親はすでに親戚のお姉さん一家と一緒にレストランにいて、「実の息子がなぜ親戚よりも電話が遅いのだ」と大ひんしゅく。
相変わらずのダメ息子とダメ嫁ぶりを発揮してしまった。
だから父の日は名誉挽回、するつもりなのである。
Posted by てんも at 08時30分 パーマリンク
2007年12月04日(火)
卒業式 [タイで生活]
道が非常に混んでいると思ったら、近所の大学の卒業式の【予行演習】の日だった。卒業式はタイの20代の若者にとっておそらくそれまでの人生で最大の晴れ舞台じゃないかと思う。
王室の方から直接手渡していただく卒業証書、一人一人の受け取る瞬間をプロカメラマンが写した記念写真は、一生の宝物になる。モーリさん(夫母)宅にも、まだ若かりし頃のモーリさんの晴れやかな笑顔を写す写真が飾ってある。
王室の方にわざわざお越しいただき、恐れ多くも手渡ししていただくのであるから、受け取る側と大学側の準備も相当気合が入る。失礼があっては許されないのだ。そのため、本番の直前には約1週間かけて、予行演習が実施される。もちろん、すでに就職して会社勤めをしている卒業生達は会社を休んで予行演習に参加する。
予行演習には「ソーム・ヨイ」と呼ばれる学生服で実施される少し気楽な練習と、「ソーム・ヤイ」と呼ばれる本番さながらの衣装、髪型で臨む大仕事の練習の2種類がある。
ソーム・ヤイの日は、わざわざ美容室で髪の毛をセットしてもらい、卒業式用の衣装を着るので、この日に記念撮影を済ませてしまう人もいる。なにしろ卒業式当日は卒業生の親戚が大集合するので、会場は非常に混みあう。
会場近くの沿道には、お祝いの花が並ぶ。業者さんは道端にテントを張って泊り込み体制である。おそらく、国中の卒業式を回っているのだろう。周辺一帯が華やかな雰囲気に包まれる。
Posted by てんも at 00時50分 パーマリンク
2007年12月03日(月)
寝だめ [タイで生活]
脳の働きに関する本や睡眠に関する本を読むと、平日に疲れたからといって週末寝坊するよりも、週末も平日と同じ時間に起きて平日と同じリズムで生活する方が、脳には良いらしい。
でも私は長年の習性で、週末は少し長めに眠る方が体の調子が良いような気がしてしまう。
ある意味寝だめができるのだ。
週末にいつもと同じ時間に起きると、後で猛烈に眠くなる。意識を失うように10分ほど寝ると復活する。
週末にいつもより少しだけ遅く、外が明るくなってから起きると、体も楽だし途中で眠くなることもない。
気のせいかとも思ったけれど、数週間起きる時間を変えて試してみて、そんな結論に至った。週末は少しだけ寝坊か10分程度の昼寝で「寝だめ」するのが自分に合っているようだ。
Posted by てんも at 06時56分 パーマリンク
2007年12月02日(日)
付き添い [タイで生活]
腹痛で病院に担ぎ込まれた親戚(50代男性)は、検査のために入院することになった。
困ったのは「付き添い」がいないことだ。奥さんは看護師として働いているので、同じ病院内にいるとはいえ、自分の夫の側ばかりにいられる訳ではない。
息子は会社務め、娘は遠くの大学に通っている。
タイの人は、個人主義の部分が強い割りに、性別、年齢関係なく、夜一人で家にいられない人が多い。自分の家にもいられないのだから、病室に一人でいられる訳がない。
家族も「誰もいないときに何か起きたらどうする!」と患者を一人にすることを極端に嫌う。
そのあたりの感覚は正直なところいまいちよく分からないのだけれど、親戚が早く治ることを祈る。
Posted by てんも at 00時02分 パーマリンク
2007年12月01日(土)
医師の告知 [タイで生活]
親戚が激しい腹痛で病院に担ぎ込まれた。
痛みの具合を説明する患者と家族に向かって、若い医師が言ったこと。
「痛みの部位、様子から推測すると、ガンの可能性もありますね」
まだ、検査前の時点である。親戚一同絶句。
検査の結果、幸運なことにこの医師の推測は外れていたことがわかったが、いくらマイペンライのお国柄でも、この医師の無神経な言動は非常識で、周囲の誰もがあきれていた。
しかし、本人の前で病気の話をすることは普通のことらしい。本人への告知の問題、という話はあまり聞かない。
そういえば、周囲にも自分の病気の詳細を把握している人が多い。スタッフに聞いてみると、「本人の病気について、なぜ本人に教えてあげないのですか?」とキョトンとされた。
このあたりの感覚というのは、「風土」とか「気質」とか、その土地の人が「暗黙の前提」として共有している「価値観」にも影響されるのかなと思った。
Posted by てんも at 15時52分 パーマリンク
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