2006年05月12日(金)
部屋の明るさという些細なこだわり [タイで生活]
以前日系企業で社長秘書として働いていたことがある。
入社初日に感激したのが、オフィスの明るさ。昼間、太陽がギラギラ光っている時間にも、スイッチを入れれば肉眼で明らかに分かるほど、部屋が明るくなる。
オフィスにはこのくらいの明るさがないとね。と感激したことが強く印象に残っていて、自分達の事務所の設計段階での私の注文はただひとつ。
「とにかく明るく」
目安はセブンイレブンのあの明るさ、とお願いして、満足のいく明るさになった。
しかし、ぷーちゃんのお父さんお母さんはあきれ気味。
そこまで明るくしても電気代の無駄。と思っていたようだ。
それもそのはず。タイの一般家庭はとにかく暗い。
歩いて物にぶつからない程度に明るい。というだけで、あの明るさは本を読むことを考えていない。
今暮らしているコンドミニアムも最初はとても暗かった。
あまりに暗いので、丸い蛍光灯ひとつだったところを付け替えて、長い蛍光灯を2本にしてもらい、ようやく本が読める明るさになった。
ぷーちゃん実家は相変わらず暗い。
しかも、クーラーがよく冷えるように、と、遮光カーテンを閉めるものだから、さらに真っ暗。
私はその暗さが我慢できなくて、行くといつもカーテンを開けてしまう。全開は申し訳ないので、半分ほど開く。
外の明かりが入ってきて、やっと息ができる。というかほっとする。
些細なことだけれど、大切なこと。っていうのが、それぞれにあるから、やっぱり別居でよかった。
味噌汁の冷めない距離が理想だというけれど、それは本当にその通りだと思う。
Posted by てんも at 00時00分