2008年10月01日(水)
脳を活かす仕事術 [読書の記録]
「崖の上のポニョ」の宮崎駿監督の特集番組を見たら、インタビューされている宮崎監督よりも、インタビューしている人の方が気になった。アナウンサーや芸能界にいる人の様な華やかさがなく、非常に地味なのだ。「脳科学者」という肩書きとともに、その異質な存在が印象に残った。それが茂木先生との遅い出会いだった。
仕事術の本なのに、最初の数ページ目に思いもかけず「生きること」の定義が出てきた。
【「生きる」とは、仕事を含めて、自分の人生を通して「生命の輝き」を放つことなのです。】
「生命の輝き」という言葉にクラリ。
脳は身体の一部なので、筋肉と同じように、鍛えれば鍛えるほと強くなり、より上手に扱えるようになるそうだ。
脳をコントロールするコツ、ネガティブな感情を扱うコツ、ストレスに強くなるコツ。脳の専門家のアドバイスには説得力がある。
茂木先生のおかげで、自分の未来像に新たなイメージが加わった。
Posted by てんも at 00時09分 パーマリンク
2008年08月20日(水)
決算書の暗号を解け! [読書の記録]
「それぞれの数字が表す意味を読み取れるようになりたい」と思っていたので、最初のページから引き込まれるように読んだ。
また、タイの決算書作成過程とその後の税務署とのやりとりによる決算書の内容の変化を見て、
「決算書で、企業の本当の姿はどこまで分かるのだろうか」という疑問を抱えていたのだが、
この本のおかげで、3つの財務諸表を使って企業の活動を立体的に見れば、利益を多く見せたい場合でも、少なく見せたい場合でも、その実態は明らかになることが実感できた。
ROA、EPSという言葉とその意味、求める式を知っていても、そこからその企業がどういう状態にあるのかイメージすることは、素人には難しい。
この本は、決算書の読み方のコツが具体的に紹介してあり、決算書を身近に感じられる程までに「近道」をさせてくれる。
実際の決算書を例に具体的に読み解いていき、「数字の裏にある経営者の姿が見え隠れするようになる」までに分析していく過程では、まさに「暗号を解く」気分を味わうことができる。
Posted by てんも at 13時17分 パーマリンク
2008年08月10日(日)
「俯瞰」でわかる決算書 [読書の記録]
膨大な数字がならんでいる決算書の中から、どこの数字に注目して読み解いていくか、その方法が書かれている。
「決算書の多読」というフレーズが印象的だった。
ところで、今回内容と同じくらい気になったのが、本のレイアウト。
数字の下部分が切れている。あまりに大胆に切れているので、最初はわざとこういうデザインなのかと思った。
しかし、ページによって文字の見え方が異なる。
29ページと39ページでは、39ページの9の方がより切れている。
多分これは、裁断の時にずれてしまったのだろう。
普段、タイの印刷所の品質を気にしてばかりいるけれど、日本の本でもこういうことは起こるんだなぁと、意外に思った。
Posted by てんも at 00時20分 パーマリンク
2008年07月22日(火)
トマト畑から脳外科医 Reader's Digest 08July [読書の記録]
ドクターQは、19歳の時にメキシコからアメリカに不法入国した。先にアメリカに入国していた従兄弟の紹介で、最初に始めたのがトマトの収穫の仕事。週に 155ドルの収入だったが、トマトを食べてお腹を満たし、洋服はいつも同じジーンズで、収入のほとんどを貯金し、1年間で8000ドルを貯めた。
その後別の場所に移り、仕事をしながら夜間は英語の勉強をした。英語をマスターすると、仕事を夜のシフトに変え昼間は専門の勉強をはじめ、準学士の資格を取り、カリフォルニア大学に入学する。
大学ではアルバイトを掛け持ちし、3人の先生のアシスタントを勤めて学費を捻出した。カリフォルニア大学を優秀な成績で卒業すると、恩師の勧めによりハーバードメディカルスクールに進学。メキシコからアメリカに渡って10年後、彼はアメリカ国籍を取得した。
そして40歳の今、ドクターQは脳外科医として1日12時間働くとともに週末は研究室で脳腫瘍の治療法を確立するための研究を重ねている。そして、残りの少ないけれど貴重な時間を、妻と3人の子供と共に過ごしている。仲間の研究者や学生を自宅に招き、共に食卓を囲むこともある。
ドクターQを支えたのは、トマト畑のオーナーの息子や、ガールフレンドの母親から受けた偏見を「負けるものか」とやる気に変えた胸に秘めた「夢」、そして父親の「私のようになりたくなかったら、勉強をしなさい」という言葉。
Posted by てんも at 00時56分 パーマリンク
2008年06月01日(日)
冷蔵庫で食品を腐らせない日本人 [読書の記録]
「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」の続編。冷蔵庫で食品を腐らせないためのコツ、技がたっぷり紹介されている。
最近は、週に2回の野菜買出しのペースで、買出しの前までに食材を食べ切るようにしている。でも、この本に紹介されている食材保存法で、常備菜のバリエーションが増やすことができそうだ。きのこの佃煮はすぐに作ってみようと思う。
干したまねぎは、たまねぎをスライスして天日で2〜3日干すだけ。たまねぎ10個くらいをスライスして干すと茶筒2〜3本分の干したまねぎになり、2〜3ヶ月は玉ねぎを買わなくてもすむという。
それから驚いたのが干飯(ほしいい)。残りご飯をザルにとり、流水で洗ってネバリを取ったら、天日でカラカラになるまで干す。
これで常温で1年以上保存可能。お湯をかけたら即ご飯。
これに大根の葉の干したのがあれば、お茶漬けが楽しめてしまうじゃないか。
野菜の塩漬け、酢漬けその他も紹介されていて、野菜と塩、しょうゆさえあれば海外在住者でもお漬物を楽しめることが良く分かる。
Posted by てんも at 00時19分 パーマリンク
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