2008年10月18日(土)
タイ人ナースの注射技術 [タイで生活]
私は血管が細いらしい。日本では採血の度にそう言われ、注射の針をグリグリされる痛みに耐えることもしばしば。細い血管では採血がなかなかできないのだと思っていた。
ところが。タイに来て「血管の細さ」は採血がうまくいかないことの言い訳にならないことを知った。
タイには細い血管でも難なく採血を済ませてしまう人がたくさんいるのだ。日本で採血の後に必ずできていた内出血もなければ痛みもない。まさにプロ。
そして先日、新たなプロとの出会いがあった。B型肝炎の抗体をつけるための予防接種の第3回目。3回目は量も多いらしく「とても痛い」と評判である。
いつものクリニックで見慣れぬナースに腕を差し出す。
「3回目か〜。量が多いんだよね〜」とつぶやきながら、そっと注射針を突き刺すナース。チクンとハリが入った感触。その後、注射液が入り込む際に広がるはずの鈍痛がなく、「あれ?痛くない・・・??」と不思議に思う時間が経過した。その間、10秒ぐらいだっただろうか。
ハリを引き抜くときにも痛みはなし。すごい技術である。
「痛くない・・・」思わず顔を見つめると、彼女は照れて言った。
「量が多いから痛くなっちゃうかと心配しちゃった」
注射のプロ発見である。
Posted by てんも at 00時31分