2008年08月01日(金)
まだ若い [タイで生活]
人の頭より大きなソムオー(ザボン)がやって来た。
やって来たのはいいけれど、食べ頃が分からない。数日待ってみたいような外観である。
モーリさん(夫母)に聞いてみると、やはりもう少し置いた方がいいと言う。
「ヤン・マイ・ルーム・トン」
だと言う。
この表現、初めて聞いたときから非常に印象的だった。
採れたてで、まだ甘みが少ない状態をタイ語では
「まだ木を忘れていない」と表現するのだ。
そんな果実はしばらく放置しておく。すると酸味が減り、甘みが増すのだ。
この状態を、日本語では何と言うだろうか。
「まだ若い」だろうか。
数日後が楽しみだ。
Posted by てんも at 00時10分 パーマリンク
2008年07月31日(木)
ついに言えた! [タイで仕事]
公共料金をおまけされてしまう、見た目で得する期待の新人が登場して早くも4ヶ月が経過した。
彼は書籍やホームページのデザインの仕事を担当している。もちろん日本語は話せない。
そんな彼がとまどっていた習慣が一つ。それは日本語の挨拶。オフィスでは、誰かが外にお使いに行くたびに日本語で挨拶が交わされる。
「行ってまいりまーす」「行ってらっしゃーい」
「ただいまー」「お帰りー」
スタッフは、挨拶というより「山」といえば「谷」のような暗号の意味で面白がって使っている。
期待の新人は、これができなかった。
英語も苦手な彼に、いきなり日本語を使えと言うのも無茶な話だ。語学に苦手意識を持っている人にとっては、外国語の響き自体が苦痛かもしれない。そうでなくともオフィスにはいきなり日本語で電話を始める私がいたりして、彼にとっては未体験な異空間のはずだ。だから余計なストレスを与えないためにも、無理強いせずにそのままにしていた。
ところが昨日。
思いついて試しに昼食から戻った彼に「おかえり〜」と声をかけると、一瞬の間の後に、「ただいま〜」と言うことができた。すごいじゃないか。
どうやら、毎日繰り返し耳にしている間に自然に覚えたらしい。
「繰り返し聞くこと」その大切さを改めて認識した。
Posted by てんも at 00時13分 パーマリンク
2008年07月30日(水)
タイの昔ながらのおやつ [タイ料理]
タイの昔ながらのおやつを発見。
6個で10バーツという値段もうれしい。
一つ一つをバナナの葉で包み、蒸してある。
スタッフは、おばあちゃんが作るのをお手伝いしたことがあるそうだ。
外側はお餅やお団子に似ている。餡は、カボチャ、タロイモ、バナナ等がある。
Posted by てんも at 00時03分 パーマリンク
2008年07月29日(火)
とっさの反応 [タイで生活]
タイ語、日本語に限らず、会話の最中に「自分の話す言葉がおかしい」と感じることがある。
なかなか言葉が出てこなかったり、おかしな言葉遣いになってしまったりするのだ。
タイ語を忘れたとか、日本語を忘れたとか、そういうことではなく、話すスピードに頭の回転がついていかないので意味をなさない言葉になってしまう。
特に仕事中に急に話しかけられたり電話がかかってきたりすると、はきはきした対応を取ることが難しい。
タイ語の文章が示している内容にちょうど当てはまる日本語を探している時とか、似たような内容で異なる言い回しを探している時とか、自分の中にある語彙をスキャニングする作業に入ると周囲と切り離された状態になる。
そんな時に何か質問をされると、現実に引き戻されるのに時間がかかるのだ。そんな時の電話対応は我ながらひどい。後から自分の言葉遣いに1人笑ってしまうこともある。
それはきっと、深く集中できる時間を持てている、という証明でもあるし、電話対応は1日に数回あるかないかなので、まぁいいかとは思うのだけれど。
Posted by てんも at 11時15分 パーマリンク
2008年07月28日(月)
お寺の孫悟空 [タイで生活]
モーリさんご主人(夫父)が体調と気分がすぐれないらしい。
体調が悪いから気分も落ち込むのか、
気分が落ち込んでいるから体調もいまいちなのか、
どちらが先なのか分からないけれど、冗談好きでいつも周囲を笑わせて、テレビでのサッカー観戦が大好きだった人が、家の中にこもりがちで青春時代の歌なんて聴いている毎日。
会社も数日間休んだ。
その様子を見かねて、家族でお寺にタンブンに連れて行くことにした。
お寺の線香のにおいは、心を落ち着ける作用があると思う。
ふと見上げると、描かれているのは孫悟空。
タンブンの後から夫父は目に見えて回復し、職場復帰できるまでになった。
Posted by てんも at 00時44分 パーマリンク
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